※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
『ソードアート・オンライン プログレッシブ8』を読了したので感想をば。
『ソードアート・オンライン プログレッシブ8巻』感想
あらすじ
カジノの不正を暴くクエストを進めているキリト達。
その内実はナクトーイ家とコルロイ家による争いで、キリトはコルロイ家の不正の現場に踏み込むことに成功するが…。
コルロイ家が巡らせる策謀、罠、妨害。
さらにはエルフキャンペーンも同時進行。
ニルーニルの意外な正体と、カジノの豪華景品ソード・オブ・ウォルプータの関係。
そして七層ボス攻略。
キリトとアスナは次々と迫るイベントに奮闘する……
こんな感じ。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了した直後の僕の感想です。
カジノならではの緊迫感が特に良かったですね。
色々あってキリト達はお金をかき集めてモンスター闘技場で賭けに挑むんですけど、負ければ大損という緊張感!
そんな中で行われている不正も暴いたりと、目まぐるしく展開していくのも良かったです。
ソード・オブ・ウォルプータに隠されていた設定も凄かった。ただ強いだけじゃなく代償があるってところがグッド。
ただ7巻の感想でも触れましたが、僕はエルフキャンペーンをあんまり覚えてないんでそこがちょっと…。
まぁ8巻はコルロイ家カジノ不正騒動が主な内容だったので気にはなりませんでしたが。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
SAOプログレッシブ8巻の良かったところ
僕が8巻で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- お風呂で色々思うアスナ
- キリトの厩舎侵入から7層クリアまでの流れ
- ニル様のボス攻略参戦
1つずつ解説していきます!
お風呂で色々思うアスナ
7巻のラストがキリトが厩舎の侵入を目指してた感じだったんで、その続きからと思ったら>アスナ、アルゴ、キズメル、ニル様がお風呂入ってて笑いましたw
たしかにこの4人はキリトとは別行動でスパに行ったと7巻時点でなってましたね。
お風呂ではキズメルがアスナの背中を流すと言ってくすぐったりと、NPCらしからぬ動きを見せたり(映像化して欲しいw)
それがキッカケ…かは分かりませんがアスナが
- NPCは本物の住民
- SAOを始めた当初の絶望は前ほど感じなくなった
- キリトと旅を続けていれば、SAOに囚われたことに意味を見出せるかも?
なんてことを思ってたのが興味深かったです。
多くの人達(NPC含め)と関わって、中にはキズメルのように強い絆を感じるキャラまで出てきました。
キリトに至ってはちょっと特別な感情を抱いているかのようにも思えるレベルです。
そんな今の自分を振り返りながら、同時に再び絶望する可能性も考えているところがまた面白い。
※「再び絶望する可能性」については考察のところで詳しく解説してます。
キリトの厩舎侵入から7層クリアまでの流れ
お風呂の次はキリトの厩舎侵入に視点が変わるんですが、ここからラストの7層クリアまでの流れが凄くテンポ良かったんですよね。
めっちゃザックリですが以下が話の流れ。
- キリト厩舎侵入
- ニル様たちによる厩舎の査察
- ニル様が蛇の毒でダウン
- ニル様を救うアイテムは7層ボスからドロップする
- 7層ボス攻略
※もちろん本編はもっと色々な要素が絡んできます
カジノ不正イベントとボス攻略を繋げていたのがポイントですね。
毒でダウンしたニル様の命にタイムリミットが発生し、急いでボスを倒さなきゃいけなくなったことで話の流れが加速しました。
ボスに至るまでの間にもカジノで景品ゲット目指しつつ不正暴いたり、フォールンエルフを追跡したりなどなど。
その割にプログレッシブでは、お馴染みのアインクラッド飯の描写はガッツリあったけどねw
ニル様のボス攻略参戦
NPCがボス戦に参戦するのは、キズメルがこれまで一緒に戦ってきたんで驚きはありません。
でもダウンしてたニル様がボス戦の最中に目覚めて戦ったシーンは、色々な意味で驚きでしたねぇ。
※ニル様、実はヴァンパイアでした。これはもっと前に明かされてます
短いシーンなのに情報量が多過ぎですw
キオがソード・オブ・ウォルプータが訳アリのアイテムであることは示唆してましたけど、半ばヴァンパイア専用みたいな武器だっただけでも面白い。
そこからキリトが血を吸わせる展開ですよ。驚きましたなぁ。
ニル様のヴァンパイア設定が明らかになった時点で気付くべきかもですけど、SAOで吸血鬼になるってあんまり想像できなかったんですよね。
(化〇語ならともかくw)
また、キリトが血を吸われることでソード・オブ・ウォルプータを彼が使用できるようになった流れも上手い。
全ての要素がパズルのようにカチッとハマッた感じが読んでて気持ち良かったです!
キリトはSAO本筋では吸血鬼じゃなかったんで、何らかの方法で戻るはずw
微妙だったところ
あとがきで川原先生も触れてますが、カジノ不正騒動は解決しましたが謎が残されました。
- 始祖ファルハリの審判って何?
- ストーム・リカオンはどこでテイムされたの?
- テイムに金がかかるってどういうこと?
- 封鎖された4階には何があるの?
- なんでカジノの隠し通路にオクリビダケがあるの?
※オクリビダケは「揺れ岩の森」の木に生えていて、明かり代わりになるキノコです。その木からもぐとすぐに光らなくなってしまう……はずなのに、隠し通路でなぜオクリビダケが光源として機能しているのか。
はい、謎が多過ぎです(苦笑)
刊行ペースが早いならいいんですけど、川原先生の場合は他にも作品を抱えてますからね…。
凄く面白そうな謎ではあるんですけど、1つ1つを覚えていられないのがネックw
エルフキャンペーンすら僕は記憶が曖昧だったり(苦笑)
ここに挙げた件については、再びニル様やキオに会いに行くようなことがあとがきに…。
7層は面白い街だったんでまた登場するのは嬉しいですが、あまり遠い話になるとキツイですなぁ。
エルフキャンペーンが長過ぎるんすよね…。まぁこのイベントが続いているからこそキズメルを登場させ続けることが可能だし、エルフと絡めてニル様イベも進められて面白いっちゃ面白いんですが。
— カカオ (@kudoshin06s) June 11, 2021
長い話をこなすには、刊行ペースをですね(以下略
考察
ここでは僕が気になったポイントを深掘りしていきます。
今回は…
『アスナが思う「予期せぬ巨大な絶望」とは』
です。
これ序盤のお風呂でアスナが考えていたことの中にあったんですよね。
話題の流れとしては
今のアスナはキズメル達NPCをアインクラッドに生きる住民だと思っている
↓
ただ予期せぬ巨大な絶望があったりするかも…
↓
でもきっと大丈夫
こんな感じ。
僕はプログレッシブの感想でよく触れてるんですけど、アスナは随分後になってNPCを囮にした作戦を立ててキリトと衝突します。
ただプログレッシブだと、巻を追うごとにアスナはNPCと仲良くなってるんですよね…。
未来との整合性を取らなくては話の辻褄が合わなくなってしまいます。
よって今回のアスナが思う「予期せぬ巨大な絶望」が起きることは確実。
でもキズメル達と仲良くしてるアスナを見てると、プログレッシブでの冒険丸ごと否定するレベルの何かが起きないと無理では…。
僕が考えたのは
- キズメルが死ぬ
- エルフキャンペーン失敗
- キリトが誤解される何かをやらかす
こんな感じ。
キリトの誤解については、彼がNPCを囮にするような作戦を止むを得ず実行した、みたいな展開を想像してます。
キズメルなら自分を犠牲にしてでもキリト達を守りそうですし…。今回のニル様だってボス戦の際にキリト達に自分のことはいいから逃げろなんて具合でした。
キリトがアスナに相談無しで動くことは十分に考えられます(今回の厩舎侵入がまさにそれ)
まぁここに挙げた3つは密接に関連してますね(苦笑)
プログレッシブは既にある先の展開と繋げるために、アスナを絶望させる必要がある…。
SAOプログレ8巻の感想|まとめ
この記事では『ソードアート・オンライン プログレッシブ8』の感想を書いてきました。
ちなみにエルフキャンペーンについては、7層ボスがいるダンジョン内にフォールンエルフが使っていた転移装置が見つかったぐらいですね。
なお、転移装置の使い方は謎。
エルフキャンペーン…どんな感じだったっけ(うろ覚え)
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