※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、カカオです。
今回は…
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ9』を読了したので感想をば。
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ9』感想
あらすじ
父親と喧嘩し家出した末晴は、最初に哲彦の家に行くが追い返されてしまった。
そんな彼に偶然電話をかけた白草が末晴の状況を知り、またとない告白のチャンスとばかりに泊めることとなる。
末晴のことを嫌うシオンから隠れつつ白草の部屋へと着いた二人は…。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕の感想です。
表紙になるだけあって今回のメインは白草なんですけど、いつになくポンコツっぷりを発揮し自己嫌悪に陥る姿が良い具合でした。
ポンコツと言ってもただドジを踏むのではなく、意味のある失敗(糧)にして一生懸命がんばるところがグッド!
また、白草をメインにしつつ先の展開への布石を打っていたところ、8巻で公開告白した黒羽が何を考えているかもしっかり描かれていたのも印象的。
10巻は雰囲気が結構変わりそうな気配ですな。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
おさまけ9巻の良かったところ
僕が9巻で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 黒羽、白草、モモの3人から感じられた友情とフェアネス
- シオンの動かし方が上手い
- 健気にがんばる白草
1つずつ解説していきます。
黒羽、白草、モモの3人から感じられた友情とフェアネス
3人の間で交わされた友チョコ交換と、「末晴への告白は別にやってもいい」というフェアな感じがとても良かったですね。
初期の頃の3人はバチバチと火花が散っているようにしか思えなかったんですが、9巻に至るまでの間にライバルを超えた友情も芽生えていてグッときました。
白草から友チョコが渡され、そこから黒羽とモモも用意していた流れはほっこりですねぇ。
末晴を巡る争いについても、黒羽が公開告白したこともあってか、白草とモモが気持ちを伝えるのはアリという空気になってて良き。
カカオ
ただし告白以上のことをやるのはダメっぽいw
シオンの動かし方が上手い
個人的には9巻のMVPはシオンだと思うんですよね。彼女がいなければ盛り上がらなかったまであるかと。
末晴のことが嫌いなシオンがいることで、白草と末晴がこっそり部屋に入り秘密めいた空気を作れました。
さらにシオンも末晴と同じで親を亡くし、その瞬間を見ているところもポイント。
これがあるからこそ、末晴と父親の仲直り作戦の発案から実行へとシオンを動かせました。
どこまで先を計算してシオンの設定を作ったのかは作者さんのみ知るところなんですが、キャラの動かし方がとても上手いなと思いましたね。
カカオ
アッパレ!
健気にがんばる白草
絶好のチャンスだというのに勇気が出ずに告白ができない白草のポンコツっぷりと、そこから頑張ろうとする姿が健気でした。
黒羽とモモは計算高く、まるで将棋でもするかのように末晴に詰め寄ってくる感じなんですが、白草は計算とは程遠い猪突猛進なタイプ。
その割にいざ末晴に突撃寸前で急ブレーキをかけてしまうという(しかも今回は1度じゃなかった)。
とにかく不器用w
でも負けては這い上がりを繰り返し、一周回って白草最大の武器である小説で告白するスタイルに戻したところ、ジーンときましたねぇ。
微妙だったところ
末晴を父親と仲直りさせるためについた嘘の内容が、許せるか許せないかで賛否が分かれそうではありますね。
個人的にはシオンの存在もあるのでアリだとは思ってますが、それでもギリギリかなぁという感じ。
母親の死を思い出させるというショック療法ですからね…。
カカオ
かなりキツイな(苦笑)
気になった3つのポイント
おさまけ9巻で気になったポイントをまとめておきます。一部を除いて今後の展開に大きく関わってきそう。
- 芽衣子の意味深な描写
- 哲彦が白草に依頼した脚本
- ミドリと陸の入学
1つずつ見ていきましょう。
芽衣子の意味深な描写
白草の友達の芽衣子が、昔は毎年同じ男子にチョコを渡していたとのこと。
それに加えて「何年も前に酷いことを言ってしまい…」と、やけに意味深に描かれていた感がありました。
これまで目立つことのなかったキャラなので
カカオ
今になって出てくるの!?
と思わずにはいられないんですけど、何気に今回は芽衣子も挿絵で登場しているので、ワンチャンあるかもしれません。
とりあえず記憶に留めておいたほうが良さそうです。
哲彦が白草に依頼した脚本
哲彦が白草に依頼した脚本は、どう見ても哲彦と彼の父親のことだと思われ。
ただ阿部が哲彦に言った二つのキーワードのうち「復讐」は分かるんですけど「幼なじみ」は謎ですね。
第一章で哲彦の叔父も「幼なじみ」というワードを出していましたが、哲彦が感情的になって遮ったため、詳細は全く語られていません。
彼を怒らせるだけの何かがあるのは間違いなく、今後の展開に関わってきそうです。
芽衣子も幼なじみっぽい男子の存在を明かしましたが、これは偶然なんですかね…?
ミドリと陸の入学
終盤では新年度になりミドリと陸が入学してきましたが、ミドリが末晴争奪戦に加わるのかどうかが気になるところです。
同時に、9巻で話題にのぼった群青同盟の新入部員の獲得(選定)をどうするかも触れないワケにはいきません。
次回予告を読む限りではミドリも陸も入部する気満々で、ほかにも多くの入部希望者が殺到するようです。
結果がどうなるにせよ、群青同盟に新たなメンバーが加わるとなると、雰囲気も結構変わりそう。
でもそこから物語がどう展開するのかは想像もできませんが、末晴を巡る争いは黒羽と白草、モモの3人がメインであることは変わらないと僕は予想してます。
カカオ
序盤から競ってきた3人に今から挑むのは、余程の濃いキャラやエピソードが無いと厳しいと思うんだよなぁ。
おさまけ9巻の感想|まとめ
この記事では『幼なじみが絶対に負けないラブコメ9』の感想を書いてきました。
一生懸命な白草がめっちゃ良くて、黒羽推しから白草推しへと変わりそうな僕ですw
8巻では黒羽が、そしてこの9巻では白草が告白という流れになりましたが、順当にいくと10巻ではモモが…?
また哲彦の復讐も水面下で進められている上に、彼にも「幼なじみ」の気配が浮上したことも覚えておいたほうが良さそうですね。
以上、カカオでした。
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カカオ
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