※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、カカオです。
今回は…
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4.5』を読了したので感想をば。
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4.5』感想
あらすじ
今回は全13話の短編集!
- 有希の催眠術で政近のキャラが激変
- 激辛修行に励むアーリャ
- アーリャに可愛い水着を着せたいマーシャ
- 合宿中に突如始まった料理対決
などなど、本編で語られなかったエピソードが満載の1冊です!
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
全13話もあると長いと感じるかもしれませんが、読んでみるとそんなことはありませんでした。
どの話もかなりコメディ寄りで笑えます。
これまで詳しくは語れなかった統也と茅咲が付き合う前のエピソードなどもあり、読了後は各キャラの印象がより濃くなった感じでした。
ちなみにあとがきによると、4.5巻を読んでないからといって今後のストーリーが分からなくなることは無いとのこと。
ラノベの外伝や短編あるあるなんですけど、読んでないとメインストーリーへの理解に影響するパターンってありますからね…。
あとがきで触れてくれてありがたい。
そんなワケなんで4.5巻はアーリャさん達の語られなかった出来事を知りたい!笑いたい!って人に向いてるかと。
ただ4.5巻で新登場したキャラが出てきたときに「お、知ってる」みたいな気分にはなれるらしいですよw
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
ロシデレ4.5巻の各話の感想(ネタバレあり)
今回は短編集なので各エピソードの感想をそれぞれ書いていきます。
全13話もあるのでサクッといきますねw
第1話 薔薇と百合
遊園地で政近と有希、綾乃が沙也加たちと遭遇したときの話を深掘りした内容。
沙也加と有希のオタクな腹の探り合いがめっちゃ面白かったです。
全体的に沙也加の秘めたキャラが開放されていて、討論した頃とのギャップが激しいのもポイントかと。
カカオ
最後の沙也加の挿絵が良い味出してるw
第2話 姫と神
乃々亜の裏工作の一端が垣間見れるお話。
これが彼女の日常かどうかは分かりませんけど、彼女が裏工作めいたムーブがサイコに描かれてました。
全く別のキャラを作り使えそうな人をまとめ上げ、表には出さない人間関係を構築。
そして彼ら彼女らを私兵の如く動かす。
カカオ
こんなんが日常だったらゾッとするw
第3話 空気と食う気
アーリャが辛いものを克服するため頑張る話。
以前、政近と一緒に激辛ラーメンを食べて酷い目にあったというのに、彼に合わせるために…健気ですなぁ。
激辛ラーメンに悪戦苦闘するアーリャさんも面白かったんですけど、綾乃も辛い物を克服するために来ていたのが意外。
これがキッカケでアーリャと綾乃の繋がりが濃くなったのはもっと意外ですが。
二人ともリアクションがめっちゃ面白かったですね。うん。
第4話 ブラコンとシスコン
政近の父親が登場。優しい人柄で政近と有希のことがとても好きなんだなーと伝わってくる微笑ましい内容でした。
まぁ父視点で見た政近と有希のいつものやり取りではあるのですがw
第5話 理想と現実
生徒会が学園七不思議を処理する話。
七不思議目当てに勝手に校舎に入ってしまう生徒がいるため、生徒会として対策が必要になったワケです。
いかに七不思議なんて嘘っぱちだぜ?ってことを示すかがポイント。
でもいざ現場を見たり体験すると、誰だって嘘だと分かるという…。
第6話 倉庫と密室
七不思議対策の続き。
体育倉庫で云々っていうアレなイベントを有希が画策、めでたく政近とアーリャが閉じ込められてしまうお話。
お色気展開に耐える政近が健気ですw
でも全てが有希計画の範疇ではなく、予想外の出来事にも仕立て上げてた感があって良かった。
第7話 星座と正座
七不思議対策の続き。
第5話で政近は幽霊対策に茅咲から除霊アイテムみたいなのを渡されるんですけど、それを実際に使わなきゃいけない場面に…。
これだけでも意味が分からないんですけど、茅咲がマジもんの怪異バトルみたいなことを…。
あれ、この作品ってラブコメですよね?
なんか茅咲だけ別ジャンルにも顔出してません??www
第8話 美女と鈍重
統也と茅咲が付き合う前のアレコレが描かれていました。
今でこそ茅咲は統也にデレデレですけど、付き合う前はめっちゃツンツンなのが面白いですね。
なにせ武闘派なもんだから、人目があって恥ずかしい場合は腕尽くで人手を無くすというw
統也はこれまで語られていた通り今とは違ってダメな感じでしたけど、直球で茅咲に気持ちを伝えてたシーンは力強かったですなぁ。
第9話 溺愛と俺様
有希が催眠術を試した結果、政近はまるで違う痛いキャラになっちゃうお話。
綾乃は子供を生む気になっちゃうし、アーリャさんまで…ってとこで爆笑しましたね。
カカオ
4.5巻で最もカオスだったエピソードだったw
第10話 天然と店員
アーリャとマーシャが水着を買いに行く話。
アーリャが露出度を徹底的に抑えようとして脚まで全てガードする勢いだったのが笑えました。
このままじゃウエットスーツになっちゃうと危機感を抱いたマーシャと、横から現れた敏腕店員による神ムーブが見所です。
終盤のマーシャの公園のシーンは切ない。
4.5巻の表紙にもなってるところですが、とにかく待つしかないというところが胸にきました。
第11話 料理と推理
合宿中に女性陣が料理対決。
…なんですけど、対決なんて二の次で政近と統也がどの料理を誰が作ったのかを特定することに心血を注いでいたのが面白かったです。
特に統也は命かかってたも同然だっから危機感が凄かったw
カカオ
アーリャとマーシャが作ったロシア料理風の品は普通に食べてみたいなぁ。
第12話 恋人と主人
合宿中のアーリャ、有希、綾乃による、夜のガールズトーク。
第3話で友情というか戦友みたいな感じになったアーリャと綾乃のすれ違いトークがめっちゃ笑えましたなぁ。
あえて成り行き任せにする有希も良き。
興味深かったのはアーリャにとっての理想の男性ですね。
有希も指摘してましたが、どう考えてもアーリャが好きになるどころかライバル認定して恋に発展しそうにないんですよね。
何より政近と全然タイプが違う。
このことからも、アーリャの言う理想の男性は性別を問わない「理想の人間像」であったと思われ。
それを認識できないアーリャは、なるほど確かに恋愛経験は無いなと…。
第13話 政近とアーリャ
合宿からの帰りの電車内で政近とアーリャが、合宿のときのキスの件について触れるお話。
4.5巻の中では1番重要そうな内容でしたね。
アーリャが恋愛になるかならないかのギリギリの線引みたいに済まそうとするのが気になりました。
本心を誤魔化そうとしてるようにも見えますが、経験不足だからそう理解しておく以外にないのかもしれません。
12話で理想の男性像を話してた内容からも、アーリャが自分を把握でかてないことが窺えますしね。
『ロシデレ4.5巻』の感想|まとめ
前述のとおり、あとがきによると4.5巻を読んでなくてもメインストーリーが分からなくなることはないそうです。
でも僕は4.5巻を読んで良かったと思ってます。
めっちゃ笑えましたからねぇ。有希が水面下で動いてロクでもないことを仕掛けるスタイルがたまらんですよw
各キャラの深掘りもできていましたし、アーリャさんファンならぜひ!