※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、タンザちゃん良いよなーとか思ってるカカオです。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活33』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活33』感想
あらすじ
そこかしこで激戦が繰り広げられる帝都決戦に、剣奴たちを率いたスバルがついに到着した。
スバルたちが起こす無自覚の奇跡に目を見張るベアトリス。戦いは終盤を迎えつつある。
向き合う二人のヴィンセントはどう決着をつけるのか。
ヴァラキアに降りかかる『大災』の正体とは。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
リゼロ33巻を読了。面白かった!熱い展開目白押し!
— カカオ (@kudoshin06s) March 29, 2023
ただ七章完結とのことですが、むしろここから始まるといわんばかりの展開…。まぁ表紙が次なる戦いを示唆する感じですし予想はしてましたw
もしスッキリ終わらせるつもりなら、スバルとベア子がバンザイ!みたいなのしてたはずww
「七章完結」と言うにはスッキリ感が無いんですけど、振り返ると水門都市からずっと続いてる感ありますねw
でもスバルを始め、ラムやロズワール、ほかにも多くのキャラが終結していて、いよいよ役者が揃ったという空気があってワクワクしました。
34巻も凄まじいバトルを予感させますね。
余談ですが、水門都市プリステラが舞台となるアニメ3期の製作が決まったとのこと!たのしみ!
閑話休題。
スバルと剣奴たちによる乱入が想像以上に熱くて驚きました。31巻を読んだ方なら分かると思いますが、剣奴たちのほとんどは強さ的にそこまでじゃないんですよね。
それがまさかああなるとは…。ぜひ読んで欲しい。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
リゼロ33巻の良かったところ
僕がリゼロ33巻で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- スバルと剣奴たちが起こした無自覚な奇跡
- ロズワールに学ぶガーフィール
- チシャ・ゴールドの真意
1つずつ解説してきます!
スバルが起こした無自覚な奇跡
「気合いだ!気合いだ!気合いだ!」
って叫ぶレスラーが実際にいますけど、33巻でスバルと剣奴たちがやったのも基本は同じだと思われ。
自分を鼓舞することが目的。
ただスバルたちの場合は以下の点で異なってしかも凄い。
- 信頼や仲間意識などが加わって
- 「最強!」とか叫ぶことでスバルに陽属性の身体強化が生まれ
- コル・レオニスの効果で身体強化を仲間全体で共有する
これらの結果、凄まじい戦闘力の集団(数千人規模)に仕上がった。
あのエキドナすらも諦めた現象だとか。ベア子がヤケクソ気味に驚くワケですw
負荷を分け合うコル・レオニスが、身体強化を広げる役目を担ったのがめっちゃ面白い!
ロズワールに学ぶガーフィール
ちょっと地味かもしれませんが、僕はガーフィールも良かったと思うんですよね。
というのも、ガーフって毎度成長してくれて応援したくなるから。
水門都市戦で成長したガーフィールが、32巻のカフマとの対戦でさらに壁を破った。
しかしオルバルトに圧倒的に劣勢に立たされすぐに新たな壁にブチ当たる。
そこへ今回現れたのがロズワールで、彼から色々学んでる様子が面白かったです。
何せラムを巡る恋的だし、ペトラ曰くロズワールは教えること以外は腹が立つ存在w
ガーフもそれは同じながら、オルバルト戦を通してロズワールから精神面で学んだ様子なのがポイント高い。
これからガーフがどう成長していくのか、どう戦っていくのか期待したいところ。
チシャ・ゴールドの真意
33巻を読んでチシャ・ゴールドがめっちゃ好きになりましたなぁ。
なんだかんだでアベルを1番に支えていたのはチシャ・ゴールドというね。
『大災』はヴィンセントの死によって始まるのなら、自分がなり替わればいい…泣かせますなぁ。
さらに良かったのはチシャのキャラ。
単純にヴィンセントを崇拝しているというだけでなく、帝国の男らしい面も見せながら「ヴィンセントの裏をかいてやる」という気持ちもあったこと。
要するに、自分の死を確信しているヴィンセントを死なせないことで、彼を驚かせてやろうみたいな気持ちが窺えました。
セシルスほどではないにしても、少し緩くてふざけたキャラなんですよね。
なんなら七章はチシャの人生を賭けたおふざけであると言ってもいいかも。
微妙だったところ
個人的には熱い展開だらけで微妙なシーンは特にありませんでした。
ただ、外伝などを全く読んでいないと「?」って感じる箇所は結構あるかもしれません。
例えばバルロイ・テメグリフが登場したシーンや、表紙にもなってるスピンクス。
まぁ正直言うと僕も…
表紙になってるキャラについては僕の記憶がかなり薄くて驚きがあまり無かったのが正直なところ。
— カカオ (@kudoshin06s) March 29, 2023
たしかエキドナの魂をコピーしたけど失敗したんじゃなかったっけか。見た目がリューズまんまなのは器が同じで…みたいな。あと亜人戦争に大いに関わっていた気が。
ここら辺は外伝を読み返さないとなぁ。
↑こんな感じですがw
でもまだ読んでない外伝を読む良い機会でもあると思いますよ。
僕も読み返すチャンスと捉え、これから少しずつ目を通していきます。
リゼロ33巻で押さえておきたいポイント
例によって謎が色々あるんですけど、僕が特に押さえておきたいポイントを3つに絞ってみました。
- ほとんどの戦いが有耶無耶に終わった
- スピンクスによって死者がゾンビみたいに復活中
- 世界を滅ぼす四つの災い
1つずつ見ていきましょう。
ほとんどの戦いが有耶無耶に終わった
エミリアやガーフィールを始め、あちこちで激しい戦いがありましたが、そのほとんどはバルロイの登場から始まった死者の復活騒動で有耶無耶になりました。
唯一、アラキア VS プリシラ&ヨルナは継続したままです(33巻時点では)
個人的には、アラキアの戦う目的がプリシラである以上、何らかの形で決着付くと思うんですけどねぇ。
あとトッドとオットー達の戦いは、オットー達の勝利でいいのでは…w
スピンクスによって死者がゾンビみたいに復活中
バルロイを始め、この世を去ったと思ったキャラがゾンビみたいになって登場していますが、彼らの女王がスピンクスとのこと。
そしてヴィンセントの死をきっかけに始まるとされた『大災』がスピンクス。
まぁスピンクスについては外伝などを読み返して復習しますけど、個人的にめっちゃ疑問だったのがラミアが陽剣を使えたこと。
ラミアだけでなく他の元皇族たちもみんな陽剣を出してましたよね。その数20以上。
どうして陽剣を出せたのか、そもそも本物なのかが気になります。
世界を滅ぼす四つの災い
ウビルクがサラッと言ってましたけどめっちゃ気になりましたなぁ、「世界を滅ぼす四つの災い」です。
1つは今回の帝国に起きた『大災』。
残る3つは…
- 王国の『魔女』
- 都市国家の『夜泣き』
- 聖王国の『崩落』
です。
王国はルグニカ、都市国家はカララギ、聖王国はグステコだと思われ。
ルグニカの『魔女』は過去にあった一連の魔女教による騒動を表しているのか、それともこれから何かが起こるのか。
カララギとグステコについてはこれから描かれるんですかね。めっちゃ気になります。
特に『崩落』はヤバそう。
リゼロ33巻の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活33』の感想を書いてきました。
スバルが本格参戦し『大災』ことスピンクスが動き出した33巻でしたが、34巻はどうなるのでしょうか。
帝国が滅ぶか否かよりも、レムの記憶がいつ戻るかのほうが大事ってのが僕の本音だけどw
▼他の巻の感想
▼この作品の読者に向いてるラノベ
▼合わせて読みたい記事