※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、リゼロ大好きカカオです。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活36』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活36』感想
あらすじ
屍人に有効な対処法を見つけたスバル達は、その足で城塞都市ガークラに着いて今後の方針を話し合った。
そこでアベルが語る。無尽蔵に現れる屍人に必要なマナの供給元、そしてそれが尽きた時の最悪の事態を…。
一方、帝都ではアルが奔走していた。プリシラを奪還するため、後に続く英雄が通る道を作るため…
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
リゼロ36巻を読了。これから始まる決戦への地ならしのような話ながら、先が気になる展開とド迫力の戦闘は既に始まっていて面白かった!
— カカオ (@kudoshin06s) December 25, 2023
チシャは色々仕込んでいたんだなぁと、まだ思わせてくるとは驚きでしたな。
ただ「んーコレはいったい…」と思う部分もありました。それは感想記事で書こう。
全体的には
- 状況の整理
- 新たな危機の追加
- 屍人になった大切な人と再開する人々
が主な内容でした。
戦いも結構ありましたけど、それも状況の整理に含まれている感がありましたね。
僕としては何のために帝都奪還をするのか分かりやすくなったのが1番良かったです。スバル達がハッキリした目的意識を共有したところがグッド!
…まぁ、ロズワール辺りは何か別のこと考えてるかもしれませんがw
最近のリゼロでは全然珍しくなくなりましたが、スバル以外のキャラ視点がいつになく多いのも36巻の特徴でした。
それぞれ事情を抱えながら、屍人との再開を喜ぶ者もいれば戦う者もいて、どんな具合にこの話が終着するのか気になって仕方ありません。
そんな個人的に高評価の36巻なんですが、唯一「どゆこと?」と思ったところが1つありました。話の内容とは関係ありそうで無いのですが、詳しくは以下のネタバレ有りの感想で書いていきます。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『リゼロ36巻』で良かったところ
僕が『リゼロ36巻』で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 「帝国崩壊の危機」という分かりやすい状況
- やはりスピカの権能はまだよく分かっていない件
- 『星詠み』について理解できた
1つずつ解説していきます!
やはりスピカの権能はまだよく分かっていない件
35巻でスピカがラミア相手に放った権能なんですが、名前は奪っていないけど無力化できたという結末に、疑問を抱いた読者もいたかもしれません。僕も感動しつつも詳しい解説が欲しかったですね。
ルイだった頃の権能を利用していることは間違いないのは伝わってきましたが。
そんな疑問について36巻では「まだよく分かっていない」ということが分かりました。やっぱりかw
相手の名前は奪わないものの、何かを奪っていることは確か…うーん、フワッとしてますな。
まぁ詳しい解説を求めていた人もいるかもしれませんが、個人的にはこの展開のほうが面白いなーと思いました。色々と可能性が残されているからです。
- アナスタシアが指摘したように、この権能を繰り返すことでスピカが元のルイに戻るのか
- 相手の権能が使えるようになったりするの?
- 徐々に言葉を喋れるようになったりするかも?
こんな具合に、新たな展開が生まれるかもしれません。
個人的にはスピカが喋れるようになる説を推したい。
「帝国崩壊の危機」という分かりやすい状況
「屍人の原因たるスピンクスをどうにかする」ってだけでも割と分かりやすかったんですけど、そこへさらに
「石塊のマナが枯渇すると帝国の大地の支えがなくなり崩壊しちゃう!」
って危機が加わり、帝国崩壊(大災)を防ぐという目的がハッキリと示されました。
めっちゃ分かりやすい!
鬼になった妹を助ける!ぐらいに分かりやすいかもしれませんw
ストーリーが長くなってくると「そもそもコイツらの目的って何だっけ?」って思う作品もあるんです(作品名は伏せますが)
けれどこうして分かりやすくしてくれると、主人公たちが戦う熱量も伝わりやすくなって良き。
『星詠み』について理解できた
凄く地味かもしれませんが個人的に良かったのが『星詠み』についての分かりやすい解説があったところ。
僕はずっと星詠みって預言者的なものだと思ってたんですが、違ってましたね。
ある日突然に天命を授かって、それを達成するために全ての物事を退けてしまう者のことを指すそうです。
例えばセシルスの父親のロウアンは天剣に至ることなので預言者じゃありません。
どうして星詠みになるのかは分かりませんが、扱いとしては突然発症してしまう病気に近い気が…
微妙だったところ
表紙ですなぁ。いや、絵は最高に可愛いんで大好きです。
ただ、表紙絵に該当する内容が見当たらないんですよ…。
僕はまたスピカの権能とベア子の魔法の合わせ技でも発動するのかとワクワクしながら読んでましたよ36巻w
しかし僕の勘違いで、帝都を目指すメンバーにベアトリスとスピカがいるから「二人仲良くスバルを守るよ!」ってノリをイラストで表現したのかもしれません。
それとも次の37巻を示唆してるんですかねぇ。
いずれにしても、表紙絵から連想されるようなシーンが36巻に無かったのが個人的には微妙だったかな…。
気になったポイント
36巻で特に気になったポイントを3つ挙げていきます。
- 石塊は今どこにあるのか
- 記憶をなくしたレムもスバルのことを…
- なぜセシルスは剣奴孤島にいたのか?
1つずつ解説していきましょう!
石塊は今どこにあるのか
状況的にスバル達の命運を左右するのが石塊の存在それ自体と、今どこに石塊があるかだと思われ。
というのも、石塊の奪還も重要だと思うからです。
ゾンビ騒動の解決に「スピンクスの無力化」が挙がってますけど、石塊を奪還するのも有効なのでは?
何せゾンビの発生に必要なマナの供給元が石塊ですからね。供給を断てばゾンビも増えなくなって万事解決!
…かなーと思ったり。
記憶をなくしたレムもスバルのことを…
レムの態度やセリフから、今の彼女もまたスバルのことを好きになっているのが伝わってきてほっこり…できないんですよねぇ僕は。
なぜならレムが記憶を取り戻したとき、今のレムはどうなるのか分からないからです。
割とよくある展開なんですが「記憶を取り戻す前」が消えるか否かの葛藤が描かれるのでは…。
そしてそうなったとき、スバルはどうするのか…。
なぜセシルスは剣奴孤島にいたのか?
父親のロウアンがセシルスを剣奴孤島に送った説が否定されましたが、それについては驚きはありません。
ただ、確かになんでセシルスは剣奴孤島にいたのかなあと、この疑問を思い出すキッカケを与えてくれた36巻にまず感謝したいw
個人的にはチシャの仕業ではないかと予想してます。
セシルスの少年化も含め、チシャが来たる大災に備え手を打った結果なのではないかと。
ちなみにセシルスを小さくした件がチシャなのは、グルービーによるとどうも間違いなさそう。
なのでセシルスの剣奴孤島行きについてもチシャ説が濃厚かなと。ただ目的が分からないんですよね。
スバルが剣奴孤島に飛ばされなかったら、剣奴孤島は今まで通り血生臭い試合を日々やってたでしょうし…。
『リゼロ36巻』の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活36』の感想を書いてきました。
あとがきによると帝国編は佳境に入ったらしいので、次の37巻、あるいは38巻で区切りが付くのでは…?
僕としてはそろそろレムの記憶が戻って欲しいですねぇ。まさかここまで引っ張るとは思いませんでしたよw
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