三年間一次選考落ちを続けてた僕が毎年電撃大賞で一次通過できるようになった裏話。この本を参考にしましたよ

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どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。

今回は小説執筆の裏話でござる。

新人賞狙ってる方や、小説を書き始めたけど何を参考にしたらいいのか分からない方向け。

小説を書き始めてから三年連続で一次落ちしてた件

僕が投稿してる新人賞は電撃大賞がほとんど(たまにGAにも送る)です。理由は好きな作家がいるから。

で、僕も憧れの作家のようになるべく投稿してたんですが、これがもう全然ダメでした。

一次選考で落ちてしまう。

それが三年間続きましたねぇ。
その三年の間に僕は一切小説の書き方に関する本は読みませんでした。

「なんかクリエイティブじゃないっぽい」という理由でw

もっとこうアイデアを自然に膨らませるほうがいいと思ってたんです。

本を読んで書いてしまったら、まるで説明書見てガンプラ作ってるような感じに思えてしまって。

作戦変更、小説の書き方の本を読んでみた

しかしさすがに三年連続で一次にすら引っかからないと焦り、小説の書き方の本を買って読んでみました。

結論から言おう。

最初に買っときゃよかった…。

今までなんとなくモヤモヤしてた部分が明瞭になり、効率的なアイデアのまとめ方も学べました。

痛感したのは、僕はとにかく小説本文を書く前段階の準備が足りてなかった。

そしてそれ以降、僕は初めて電撃大賞の一次選考を複数作品通過させ、二次選考も通過した。

三次は残念ながら落ちてしまったけど、ずっと一次落ちしてた僕が三次まで行けたのは僥倖ですよ。

その後も毎年一次選考は最低でも通ってましたよん。

参考にした本

一次通過できるようになったのは、以下の本を参考にしたおかげです。

冲方丁のライトノベルの書き方講座

以前、このブログでも紹介したことがある本ですな。

『マルドゥック・スクランブル』など著者の作品が出来上がるまでが分かりやすく説明されています。

とりわけ準備段階の「種書き」「骨書き」など、著者ならではの呼び方で名付けられた方法がとても参考になりました。

見切り発車でいつも失敗してる方には、きっと参考になるかと。

あと、小説を書くことそのものを「もっと気楽に捉え、楽しんでいこうぜ!」って感じで説明されていたのが印象的でしたなー。

書き方だけでなく、小説を書くスタンスについても考えさせられましたね。

ちなみに僕が買ったのは新装版ではなく古いほうだったので、新装版では何かしら情報が更新されてるかもです。

1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編

この本で僕が参考にしたのはプロットやハコガキの部分だけです。

それ以外のところは読みましたけど、取り立てて新しい発見がなかった。

が、ハコガキは当時の僕にとって大発見で、これを知ったからこそ一次通過できるようになったと言っても過言ではないです。

まあいずれにしても小説を書く前の準備段階の手順を、当時の僕が知らなさすぎたってことなんですけどね(苦笑)

ちなみにタイトルの1週間というのは気にしなくていい。無理ゲーですw

以上の2冊が僕にとってはとても参考になりました。

なかったらと思うとゾッとするレベルです。

あと以下の本は一昨年だかに知人からもらったんですが、もしこれから小説の書き方の本を買おうとしてるなら、以下の本一冊ありゃあ事足りるんでないかと思います。

新版・小説を書きたい人の本

すっごい分かりやすい。

本のサイズがやや大きめで、図やイラストも使って説明してあるからとっつきやすいです。

オススメ!

小説家になろうの小説書き方系はスルーで

小説家になろうで小説の書き方を説明してる作品(小説じゃないよねw)があるんですけど、アレは趣味で小説書く人が「ふうん、こんな書き方もあんのねぇ」と読むコンテンツです。

新人賞に投稿して商業ベースで頑張ろう!って人はスルーすることを推奨しますね。

みんなどんなふうに書いてるんだろうと思って読んでみたんですけど、その書き方の文章自体が分かりにくかったり、下手すると試行錯誤の最中だったりします。

参考にするなら、商業ベースですでに活躍してる人の本がベスト。説得力が違いますもん。

野球で例えると、少年野球のコーチに教わるよりプロのコーチに教わるほうがいいのと同じ。『1週間でマスター~』の著者はあまり活躍がなさそうですがw

僕が自分の小説の書き方を書かないのはここに理由があります。

参考にされて不幸になられては目覚めが悪いw

気が変わって書くかもだけど(気分屋なんです)。

まあ、なろうでのランキングアップの方法とかTwitterでの宣伝は有用なのか否かみたいなのが色々載ってるので、興味のある方は読んでみては。

なろうにはなろうでの戦略があるようですからね。

図書館にあるかもしれない

いやお金がなくて本買えないんです、なろうの小説の書き方系作品を参考にするっきゃないんです…

という方は、図書館に行ってみてはどうでしょう。

最初に紹介した二冊は結構古いんで、図書館で貸し出されてるかもしれませんよ。

かくいう僕も「1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編」は地元の図書館で借りましたから。

まとめ

カカオ

カカオ

一次選考通過ってどんだけハードル高いんだよ…

と選考結果を見て絶望してた僕だったんですが、今はとりあえず一次は通過したまに二次通過できる程度にはなれました。

紹介はしませんが、電撃大賞でずっと一次通過できずに苦しんでる方のブログを見つけたんですよ。

その苦しい胸の内が文章化されていて、とても共感しましたねぇ…。分かります、えぇ分かりますとも。

そういう時は、一冊の本を丸っと参考にしてしまうのがいいかなと。

僕の場合は一冊+別の本の一部って感じでしたけど。

注意する点は、小説の書き方の本を読んで満足しないこと、書き方収集をしないこと、です。

結構陥ってる人いるみたいなんで。読んだらドンドン書いていきまっしょい!

皆さんの健闘を祈ります。

もし余裕があるなら『生業としての小説家戦略 専業作家として一生食っていくための「稼げる」マニュアル54』もオススメ。デビューしてから必要になる知識……かと思いきやそうでもない。

税金や著作権の知識は知っておいて損はないですぜ。

>>>『生業としての小説家戦略 専業作家として一生食っていくための「稼げる」マニュアル54』感想。小説家志望は読んどいたほうがええよ。

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