『冲方丁のライトノベルの書き方講座』感想

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冲方丁さんの『冲方丁のライトノベルの書き方講座』を読了したので感想を書きたいと思います。

ちなみに新装版も出ているとのこと。

僕が読んだのは古いほうです(内容はほとんど同じらしいですけど)。

ラノベを書くための道筋がきちんと示されている

最初のメモ書きからプロット作りに至るまで、きちんと情報を開示して道筋を示しているところに好感を持ちました。

「ああなるほど、こうして徐々に形にしてくのか」

と、理解できます。

砕けた具合の文体で解説されているところもグッド。

小説を書く練習の方法なんかも載せてあり、そのどれもが気軽に楽しみながらできそうです。

『ライトノベルの書き方』というタイトルではありますが、ラノベに限らず小説全般の書き方の教本としても使えるかと。

精神論・根性論に傾かない

この手の教本でよく精神論や根性論に傾いてしまう内容の本があるんですよ。

いや具体的にどーすんの?ってこっちは訊きたいのに。

でも『冲方丁のライトノベルの書き方講座』は精神論とかに傾くことはあまりありませんでした。

やっぱそうだよね、と納得させられる。

この本曰く、自分を育てる姿勢を持ちとにかく書き続けることが大事。

「えーそれって根性論じゃね?」

と思われるかもしれないけれど、この本には「気楽に小説書こうぜ」というノリもあるので根性論的な雰囲気はないですね。

楽しむことってマジ大事。

前述の通り、具体例を示しながら作品をどう書いたかも載ってますしね。うん。

こういう人に向いてる本です

冲方丁さんの作品が出来上がるまでを教本化したような本で、とても説得力がありました。

これから小説を書こうとしているけどどう書いていいかわからない!

という方にもわかりやすい内容です。

全くのゼロの状態で「どーすりゃええのん(泣)」という方には強くオススメ!

注意点

ただ、文章の書き方にまではあまり触れられていないので注意。

構想の練り方からプロット作り、キャラ作りあたりは丁寧に書かれているんですけどね。

文章の書き方は、また別の教本をあたってみるか、とにかく書いてみて腕を磨くっきゃないですね。

【まとめ】個人的にもめっちゃ役に立った本です。

ちなみに僕はこの本を参考にして電撃大賞の1次選考に初めて通過することができましたっ!

ずっと1次選考落ちだったので嬉しかったですなぁ。

関連記事:三年間一次選考落ちを続けてた僕が毎年電撃大賞で一次通過できるようになった裏話。この本を参考にしましたよ。

▲この記事で紹介しているのが『冲方丁のライトノベルの書き方講座』です。 他にも何冊か紹介しているので興味のある方はご覧くださいませっ。

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