※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
『ゲーマーズ!11』を読了したので感想をば。
あらすじ&感想
10巻終盤、みんなの前で雨野の唇を奪った千秋……からの続きで始まった。
また時は流れてしまうのかと思いきや、しっかり二人のキスシーンが描写されていることにアッパレ。
雨野の揺れる気持ちが伝わってきましたなぁ。
そこからは壮絶に気まずい空気になったようですけどw
期限となっているホワイトデーも近付いてくる。
いったい雨野は天道さんと千秋のどっちを選ぶのか。
そして始まるゲームバトル?
物語も終盤!
雨野の決断をしかと見届けよっ!
ってな感じです。
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
雨野の所有権を巡ってスマ○ラみたいなゲームで勝負
ホワイトデーで雨野が天道さんと千秋、どっちを選ぶのかばかりに注目してたらまさかの
雨野の所有権を巡って真音さんとゲームバトル!!
なんてことになって笑った。
しかもニーナ先輩まで参戦。なんでそーなるw
まぁ天道さん、半ば真音さんにゲームで負けたようなもんでしたからね。リベンジってなワケですな。
ちなみにゲームはスマ○ラっぽいやつ。
ゲーム描写についてはやや評価が分かれるかも。
いかにもスマ○ラって感じなのは分かったけど、僕はやったことないんで。
いやまぁスマ○ラではないのだがw
なので、千秋が意外性を見せて勝利した感にしてあるけど正直そこまでじゃなかったかなーと。
けれどそこから
「じゃあどうして天道さんは自分を犠牲にして千秋に勝利を譲ったの?」
っていう流れにしたのはめっちゃ良かった!
むしろそのために千秋の勝利の意外性を抑えたのかな?って思ったほど。
そこから勝利者の千秋が雨野の所有権を彼に返還して、雨野にヒロインを選ばせる流れに戻したのもいいっすねぇ。
雨野が亜玖璃からの義理チョコを大切にしていた理由
10巻読んでたときにとにかく気になったのが、雨野が大切にしていたのが亜玖璃からのチョコって事実。
僕「11巻でその真相を……てか亜玖璃がまさかの逆転ヒロイン確定!?」
なんて具合ににわかに興奮してましたよ僕は(←亜玖璃推しの人)
結果的には雨野にとって亜玖璃は憧れで、一時期は恋いしてたかなーぐらいだった模様。
ここら辺は意外性をチラつかせて展開を分からなくさせたかったと思われ。
思い切り分からなくなってた僕は、作者さんの掌の上で踊った感あるw
真音さんの物語への影響力が半端ない件について
スマ○ラ対決にしろ、雨野の亜玖璃への恋心展開にしろ、
真音さんがいなかったらここまでの発展は無かっただろうなぁって感じですよね。
真音さんがいたからこそ「所有権」なんて概念が発生したし、
真音さんの洞察力とある意味無害なポジションだからこそ、雨野の亜玖璃への一時的な恋心が明らかになったワケなんで。
この物語を終結させるには、真音さんのポジションが必要だったと言っても過言ではないかも。
無害で言うならニーナ先輩辺りも使えそうな気はするんだけど、どうにも無気力感が漂いすぎてパンチに欠けるかw
天道さんと千秋の選択において、雨野は一貫してたなーと思った。
「あぁ、コイツは一貫してたなー」
と僕は思いました。
彼は揺れながらも常々天道さんのことが好きだと表に出していた。
また、これまでの雨野のキャラクターを考えると、彼には決して譲れない自分を持っていることも確か。
天道さんにゲーム部に誘われたときに断ったのも、雨野のポリシーに反していたからだしね。
だから雨野が天道さんを選んだのも、彼のキャラクター性を考えればとてもしっくりきた。うん。
全くもって異論はないっす!
いや個人的には亜玖璃を選んで欲しかったけどw
そうすると「上原どーすんの?」って問題が発生しますしねぇ。
『ゲーマーズ!』11巻|まとめ
内容的には『ゲーマーズ!11』で完結っぽいけど、あとがきを読むと12巻が出るとのこと。マジかw
作者さんによると、ゲーマーズらしいことになるとか。
いや11巻もガッツリとコメディかましてくれましたよw
めっちゃ面白かった!
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