※ネタバレ注意
どうも、カカオ(@kudoshin06s)です。

『ソードオラトリア10』を読了したので感想をば。
ソードオラトリア10巻感想
ダンまち本編で描かれたゼノスの騒動を、ロキファミリア視点で描かれたって感じでした。
もちろんクノッソスの鍵を探すロキファミリアの続きではあるんですけどね。
この10巻は、ゼノスの騒動で窮地に追いやられていたベルたちを、さらに追いやっていたロキファミリアの苦悩が描かれていたのが印象的でした。
特にフィンが心の内で葛藤する様は読み応えありました。
バトルに次ぐバトルな感じも最高!ていうかほとんどがスリリングなバトルだったような気がw
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところを、エピソードごとにピックアップしていきます。
ソードオラトリア10巻の良かったポイント
- 全編通してテンションが終盤の勢いだった
- ベル君に怒るレフィーヤがいつも以上に可愛かった
- リヴェリア率いる「フェアリー・フォース」がカッコよかった!
- フィンの心の葛藤と変化が良かった
- ベル君の英雄っぷりが外伝にもめっちゃ影響与えてた
全編通してテンションが終盤の勢いだった
以下は読了した直後の僕ツイートです。
序盤なのにテンションが終盤なんですよね。街中でウィーネを庇うベル君辺りが序盤なのでそうなるのも無理ないんですけどw
終わりのほうまでバトルに次ぐバトル。
バトルではないところはフィンやアイズの葛藤がまた興味深くて、退屈する暇がなかったです。
ベル君に怒るレフィーヤがいつも以上に可愛かった
なぜベル君がモンスターを庇うのか。
レフィーヤはそれを問いただすも、いつものように言い訳せずにただひたすらにモンスターを庇うベルに違和感を覚え、ついにはキレてしまうところが可愛かった。
何が可愛いって、どうでもいい相手にキレたりはしないから。
レフィーヤもまた、ベルのことを少なからず慕っているんだなぁっていうのがかいま見れたから。
偵察だというのにブチ切れて、堂々とヘスティアファミリアの拠点に乗り込もうとして暴れまくるレフィーヤも良かったですなぁw
リヴェリア率いる「フェアリー・フォース」がカッコよかった!
リヴェリアと彼女率いるエルフの少女たちで構成された「フェアリ・フォース」の戦いっぷりがカッコよかったですねぇ。
どうしても後衛で戦うイメージの強い彼女たちが、魔法でもって防壁から弾幕、砲撃まで全てをこなす様がヤバい。
何より、ガレスやアイズのような前衛がない戦法はとても新鮮でした。
リヴェリアの防壁や特殊スキルあっての戦い方だけど、これからもこういう変わり種っぽいバトルを描いて欲しいっすね。
フィンの心の葛藤と変化が良かった
10巻の1番の読みどころって、フィンの葛藤だと個人的には思うんですよね。派手なバトルが目白押しでどうしてもそっちに気を取られてしまうけど。
「勇者」を自分で意図して作り出したフィンと、意図せずにその場の勢いと勇気でもって「英雄」になりつつあるベル。
ベルと自分を比べて自嘲し、これでいいのかと葛藤するフィンは、いつもの指揮官っぽさがなくて良かった。
フィン自身も言ってたんですけど、作られた感じなんですよね普段のフィンって。その仮面が剥がれて素が出た感じがグッド!
微妙だったポイント
特に微妙だったポイントはないですなぁ。夢中で読めて、気が付いたら読み終わってた、みたいな感じだったんで。
あえて挙げるなら、視点がコロコロ変わって時間軸が前後したりするところが人によっては取っつきにくいかも。
でもソードオラトリアってダンまち本編読んでる人が手に取ると思うし、あんまり問題じゃないと思いますけどね。
気になる方は本編のゼノス騒動のところを読み返すといいかも。
ソード・オラトリア10巻の感想|まとめ
この記事では『ソード・オラトリア10』の感想を書いてきました。
正直言って良いところまだまだいっぱいあるんですよね。フィンのためにウラノスに猛抗議したロキなんてマジで泣けますよ。
全部書くと凄まじく長くなっちゃうんで色々割愛しましたけど。
本編も外伝もホントおもしろいよこのシリーズ!
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