『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集5』感想。特にアナスタシアの話は読んどいたほうが良さそう

3 min

※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。

Re:ゼロから始める異世界生活短編集5

Re:ゼロから始める異世界生活 短編集5』を読了したので感想をば。

『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集5』感想

あらすじ

全3話の短編集です。

1話目はフェリスがまだ治癒魔法を勉強していた頃に起こった事件のお話。

青の称号を持つガリッチという師の元で治癒について学んでいたフェリスが、その称号を継ぐことになった経緯が描かれています。

2話目はまだ少女のアナスタシアが活躍するお話。

ミミたちを仲間にするため、彼女たちの保護者を説得するも失敗続きだったアナスタシア。

けれどミミが口を滑らせて……。

3話目はスバル、オットー、ガーフィールの3人が活躍するお話。

オットーを里帰りさせることになり、スバルとガーフィールもついていくことにした。

その先で3人は奇妙な生き物と遭遇し……。

ってな感じです。

感想(ネタバレ無し)

全話良かった!

1話目のフェリスが登場する話は胸にグッとくる感じでしたねぇ。クルシュ陣営ってのはどうしてこういつも切ないんだろw

2話目のアナスタシアは、今とは違ってお転婆なアナスタシアが読めてグッド!

過去の短編でもお転婆アナスタシアは読めるんで気になる方は是非っ!

3話目はお馴染みのスバルとオットーの掛け合いが例によって笑えました。

でも笑いだけでなく、オットーの切ない一面も読めるところが良い塩梅でしたね。

どの話も本編と過去の短編集やEXを読んでおいたほうがいい内容でした。

例えば3話目だと、本編をある程度読んでないと、

「なんでロズワール邸にオットーとガーフィールがいるの?」

って感じになっちゃいますw

短編集とはいえ巻数もある程度進むとこうなるのは仕方ないですね。うん。

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。

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王選前日譚 青の継承者

短編集なのでエピソードごとに良かったところ、微妙だったところを挙げていきます。

良かったところ

フェリスが治癒術師として成長していく過程が描かれていたのが良かったです。

特にガリッチが言うところの治癒魔法の無力が、フェリスの成長に不可欠だったのではないかと。

ガリッチが殺されてしまったときは

「どうしてフェリスは辛い目にあうことが多いんや…」

と思わずにはいられなかったけど…。

2019年9月時点で本編は21巻まで発売されてますけど、フェリスは辛い状況にいますからね……。

EXで描かれたクルシュ陣営の過去を考えても、僕はついフェリスに肩入れしてしまいます。。。

微妙だったところ

EXでこの世を去ったフーリエ殿下がサクッと登場するのがちょっと微妙かも。

時系列的には生きてて当たり前なんですけどね。

このエピソードをもっと前の短編集で出せれば良かったのではと思ったり。

カララギガール&キャッツアイ

良かったところ

  • ミミたち三姉弟を仲間に入れるまで
  • エキドナ(襟ドナ)との出会い

この二つが描かれていたのがポイントであり、良かったですね。

特にエキドナについては本編だけ読んでもエキドナ視点だけで語られてたんで、アナスタシアとの会話が読めたのは嬉しかったです。

「いけず!」とかプリプリ怒るアナスタシアが可愛すぎてヤバい。こういうのが描かれてるのも短編集ならでは!

微妙だったところ

特にないですね。

少女時代のアナスタシアがかなりお転婆なので、どんなふうに現在の落ち着いた雰囲気に成長していったのかが気になるところではあります。

短編集がまた発売されたら、そこんところ描いて欲しいなー。

三馬鹿が行く!土蜘蛛編

良かったところ

今回の騒動の原因が、動物の命を救いたい精霊によるもの、だったのが意外でありグッときましたね。

登場の仕方とビジュアルが、どう考えても魔獣だったので精霊とは全く結びつきませんでしたよ。

死という概念の難しさも思い知りましたなぁ。めっちゃ読み応えありました。

オットーの淡い恋物語という視点でも高評価です。
何気にオットーは確固たる自分を持っている感じに思えるんですよね。

だからこそマローネ相手にあの振る舞いができたのでは。

これがスバルだったら、たぶん良い具合にキープしてたと思うw

オットーとスバルの掛け合いや悩めるガーフィールも良かった。

もはやオットーのツッコミはエミリア陣営に欠かせませんw

ガーフィールについては、本編21巻の幕間でも悩みつつ前へ進んでいる姿が描かれているので、合わせて読むことをオススメします!

微妙だったところ

ガーフィールの内面への踏み込みが足りない、と思った人はいるかもしれません。

事件が解決しても自分は役に立てなかったと凹むガーフィールが、完全に立ち直ったとは言い難い感じでしたしね。

豪快な戦い方の割にメンタルが繊細なのがガーフィールの魅力ではあるんですけどw

前述の通り、ガーフィールの内面については21巻の幕間でガッツリ描かれています。

気になる方は是非。
感動させてくれる話ですぜ!

リゼロ短編集5巻感想|まとめ

短編集という位置付けながらも、本編と密接に関わってきそうな話でしたね。

特にエキドナとアナスタシアについては、本編を読む上で押さえておくと面白くなりそうです。

スバルたち三馬鹿の話は本編に関わってくるか微妙に思えるけどw

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