※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、リズベット推しのカカオ(@kudoshin06s)です。
『ソードアート・オンライン22』を読了したので感想をば。
『ソードアート・オンライン22』感想
あらすじ
円盤特典の小説を文庫化、全4編のエピソードからなっています。
1話目『ザ・デイ・ビフォア』はキリトとアスナが第22層のログハウスを買うときに起こった出来事の話。
ログハウスを買おうとした二人だったが、いざその場所に行ってみると……
2話目『ザ・デイ・アフター』はALOをプレイ中にアスナの感覚がおかしくなってしまうお話。
自分の体から乖離するような不思議な感覚に襲われるようになったアスナ。原因はいったい何なのか。
3話目『虹の橋』は海底神殿の冒険が終わったキリトたちだったが、キリトはそのクエストの次の展開があると感じて手がかりを探し始める。
4話目『Sister’s Prayer』はユウキがスリーピング・ナイツを結成する前の話。まだVRMMOをプレイすらしてなかったユウキが、なぜ戦うようになったのかが描かれていました。
感想(ネタバレ無し)
以下は読了直後の僕のツイートです。
泣ける話から笑える話まであって大満足ですっ!
個人的にはキリト、アスナ、リーファ、リズベット、シリカ、クライン、エギルの面々で戦うシーンが読めたのが嬉しかった。
そしてユウキの話は案の定泣けた。
何せユウキはその後どうなるか分かってますからね…。
その過程で彼女が何を考えていたのかなんて読んだ日には、涙無しじゃいられないっす。
ちなみに本音を言っちゃうと、21巻の続きが読みたかったなーって感じではあります(苦笑)
逆に22巻の内容はアニメだけ見てる人でも概ね分かる内容になっていますね。
3話目の『虹の橋』だけは微妙なところだけど(『ソードアート・オンライン Extra Edition』の続き?)
まぁ記憶が曖昧な僕でもしっかり楽しめたんで問題ないかとw
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
SAO22巻の良かったところ
エピソードごとに良かったところを含め解説していきまっす!
ザ・デイ・ビフォア
キリトとアスナがアインクラッド第22層のログハウスを買うときの話なんですけど、アニメや原作1巻だとあの辺りってどんな感じでしたっけ?
第22層で穏やかに過ごす二人はめっちゃ好きなんですけど、そういやホームを買うシーンって記憶にない。
そうか、そもそも描かれてなかったのか。たぶん。
まさか買いに行ったらログハウスが無くなっていて、よく見たら空に浮いていて、しかもその中にアルゴがいたとかスゴい展開は想像できなくて笑った。
キリトがアスナとの結婚を前に、他プレイヤーとの距離感について色々考えていたのが興味深かったですね。
ちなみに以下はこのエピソードを読んだ直後の僕のツイートです。
プログレッシブは2019年10月10日時点では6巻まで出てて、まだ10層にも到達してなかったようなw
ザ・デイ・アフター
時間軸はALOに閉じこめられてたアスナが救出され、その後彼女がALOをプレイし初めてちょっと経った辺り。
なぜか意識が体から離れていく感覚に襲われるアスナっていう、ちょっと恐い感じの導入が良かった。ビビりながらもワクワクしました。
まさかサチが関係しているとは思いませんでしたねぇ。
カーディナル・システムが保存していたサチの感情が、アスナに呼び掛けていたと。。。
本来ならキリトに起こる現象のはずが、彼は新規でALOを始めた。
そこで結婚して彼に近くにいてSAOのデータを引き継いでいたアスナに……。
カーディナル・システムがプレイヤーの感情を記録していたっていうのも驚き。
何かとゲームを越えた何かがあるこの作品、その理由付けにピッタリだなと思いましたね。上手い。
虹の橋
以下は読了直後の僕のツイート。
3話目の「虹の橋」読んだ。ノリとしてはエクスキャリバー?を手に入れようとしてた話に近い。でも、手かがりの無い状態からクエストの次の展開を探す様や、道が開けた瞬間の喜びはこの話のほうがより強かった。俺たちのゲームはずっと続いてずっと楽しい、そんなメッセージを感じました。ええ話!
— カカオ (@kudoshin06s) October 10, 2019
上のツイートに補足すると、キリトのゲームに対する望みは「デスゲームほどではないにしても、心血を注ぐレベルの激しい何かが欲しい」って感じに思えた。
これはSAOで死と隣り合わせだった彼の後遺症っぽくも見えましたね。
ただ、それをマイナスに捉えない前向きさと楽しい雰囲気があったのがグッド!
あと前述の通り、この話って『ソードアート・オンライン Extra Edition』の続きですかね?
「クジラを見たいユイのために」ってなってるので、たぶんそうじゃないかなーと思うんですが。
ただ内容はうろ覚えだし、原作だとどの巻で描かれていたのかも覚えてない(苦笑
『ソードアート・オンライン Extra Edition』はdアニメストアで視聴できるんで、見ておこうかなぁ。
カカオ
キリト、アスナ、リーファ、リズベット、シリカの五人で星の形になって雷雲の中を飛んでたシーンめっちゃ良かったっ!
Sisters’Player
ユウキが登場するって時点で泣けるんですけど、姉のランが登場したのでもうヤバい。
こちとらユウキを初めて見たときには、既に姉は他界してましたからね…。
姉ちゃんが自分を一人にするはずがない、と思っているユウキの心情を読んだときの胸の苦しさたるや……。
SAOで自分の命をみんなのために使いたかったというメルダの気持ちにも泣かされましたなぁ。
命とは、人生とは。
そんな問いが頭の中で何度も響くエピソードでした。
この話で何より良かったのは、ユウキが自分の短い命を認識し、その上で「速く大きく走ればいい」と仮想世界の可能性を無限大に広げてくれたことです。
そしてなぜユウキがマザーズ・ロザリオを修得できたのか。
もちろん彼女の適正が高かったというのもあると思いますけど、それ以上にこの話で語られた思いが理由にある。
そんな気がしました。泣けるぜ…。
7巻のマザーズロザリオ編も合わせて読むことをオススメしますっ!
SAO22巻の微妙だったところ
物語の内容的には不満はないです。
ただ、特典目当てで円盤買った方にとっては微妙だっただろうなぁという思いはあって複雑です。。。
僕は円盤買ってなかったんで良かったけど、逆の立場だったら果たしてこの22巻を買ったのか微妙なところ。
まぁ特典の文庫化なんて他の作品でもある話。特典小説目当てで円盤を買うときは
「いつか文庫化するかも」
っていう可能性について思い出そうw
SAO22巻の感想|まとめ
これまでのSAOを補強する感じの短編集でした。
時間軸的にはアニメ1期と2期だけ見てる方でも十分に楽しめる内容なので、気になる方は是非っ!
ちなみにあとがきによると、23巻は割と早めの発売っぽい。
やはりユナイタル・リングの続き、気になりますよねぇ。
ただ発売時期が明確に示されていなかったので、スゴい早めの発売は期待しないほうがいいかもしれません。。。
チェック以前のSAOの感想記事はこちら