『Re:ゼロから始める異世界生活29』感想。ヨルナがめっちゃ良い人でした…

4 min
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※ネタバレ注意

カカオ

カカオ

どうもお疲れ様、レム推しのカカオです。

今回は…

Re:ゼロから始める異世界生活29巻

Re:ゼロから始める異世界生活29』を読了したので感想をば。

『Re:ゼロから始める異世界生活29』感想

あらすじ

幼児化してしまったスバルたちは、その術をかけてきた敵と勝負することとなる。

勝負の内容は「かくれんぼ」。

スバルはカオスフレームの街のどこかに身をひそめる敵を見つけることができるのか。

その最中で起こるルイの異変に、スバルは困惑しながらも向き合っていく。

感想(ネタバレ極薄)

以下は読了直後の僕のツイートです。

死に戻りでバックする地点が早まっているのは以前からですけど、今回はいつにも増して早かったですねぇ…。

しかも幼児化しているスバルに対しても容赦のない仕打ちで、もしこれをアニメ化するとなったらえらい苦労しそう。

しかも終盤の時間の戻りはスバルの知る「死に戻り」ではないような描写の仕方で、謎は深まるばかりです。

そんなピンチの中でも諦めずに立ち向かったスバルが感動的でした。

これまで関わった仲間たちとの絆を感じられて、胸がジーンとしましたねぇ。

カカオ

カカオ

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。

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リゼロ29巻の良かったところ

僕が特に良かったと思ったポイントは以下の3つです。

  • かくれんぼと幼児化の取り合わせの良さ
  • ヨルナがすごーく良い人だった件
  • 超高速で同じ時を繰り返す

1つずつ見ていきましょう!

かくれんぼと幼児化の取り合わせの良さ

おそらく作家さんは狙っていると思うんですけど、スバル達とオルバルトとの勝負に「かくれんぼ」を選んだのは、子供になったスバル達との見た目とマッチしてました。

みーつけた!

って具合にオルバルトを発見するところがめっちゃ可愛らしかった!

とはいえ最初に1回見つけて以降は死に戻りが発動したりで、子供相手とは思えぬ展開でしたが…。

特にオルバルトを最初に見つけた後の一瞬の死に戻りは驚きましたね…。

やはり「エッ」と思う間もなく同じシーンが繰り返される死に戻りは、読んでてゾワッとします。

ヨルナがすごーく良い人だった件

28巻でヨルナが登場し喋ってるシーンを読んだときは

カカオ

カカオ

あー、これはプリシラっぽいな…唯我独尊だわ…

などと僕は思ったんですが、今回の活躍ぶりを読んで考えを改めました。プリシラとは全く似てませんw

子供になったスバルへの接し方や、カオスフレームの街の成り立ちから窺える姿勢。

何よりオルバルトとの戦いの最中で街やスバルを守ろうとしてた姿で、僕的にはヨルナの評価が一変しましたねぇ。

ヨルナ、めっちゃ優しい。

今回のオルバルトとの一件だって、タンザがヨルナのことを慕っていたがために起きたようなもんですし。

ヨルナは今後も登場して欲しいところ。

カカオ

カカオ

スバルが元に戻った際にヨルナがどういう反応を示すかは気になるけどw

超高速で同じ時を繰り返す

読んでる途中の僕のツイートがこちら。

エンドレスエイトとは『涼宮ハルヒの憂鬱』のエピソードで、アニメだと8話分を費やしてほぼ同じ内容の夏休みをループさせた伝説を残している。

オルバルトの爆弾で幾度となくやられるスバルの描写がエグかったですね…。

何度も時間が十秒前に戻っては酷い目に遭うことの繰り返し…。

軽いデジャヴを覚えたのは、僕がエンドレスエイトを見た時に同じ感覚を味わったからだと思われw

でもその中で諦めそうになりながらもくじけず「これまで出会った仲間たちだったらどうするか」と思考を巡らせたところが熱かった。

スバルの内面も少年になっているせいか、言葉がとにかく真っ直ぐな感じだったのも良き。

多くのキャラの名前が挙げられ、「みんな大好きだ」と繰り返し…これは泣けましたなぁ。

最後にシャウラの言葉で締めたのは意外でしたが。なぜシャウラだったんだろう。

ただ不思議と印象に残りましたねぇ。うん。

微妙だったところ

29巻のストーリー自体は文句なしで面白かったです。

めっちゃ気になるところで終わりましたが、まぁよくあることですし、いつものペースで次の巻が出るらしいのでオーケー。

が!

表紙のキャラが終盤でちょっとしか出なかったのが何とも…w

なぜ表紙を飾るキャラに選ばれたんだとめっちゃ疑問に思うほどに、マデリンの活躍が無かったです(苦笑)

まぁ別にマデリンの詳しい描写は30巻に任せる感じでいいんですけど、だったら29巻の表紙は別のキャラでいいのではないのかなと…。

28巻の表紙がヨルナだったんで、29巻はルイと子供になったスバルに加え、背後にオルバルトを不穏な感じで描くとか。

カカオ

カカオ

マデリンがいつ登場するのかとワクワクしながら読んでたよ僕…

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考察

今回考察したいテーマは…

スバルをルイと向き合わせる意味

に、ついてです。

結論から言うと、作家さんはスバルに「許す」ことを経験させようとしている、のではないかと僕は思いました。

ヴォラキア帝国に来てからずっとルイと同行してるスバルなんですが、これまではルイに対しての当たりはかなり強かったです。

(ルイがやったことを思えば当然ですが…)

ただ記憶を失ったレムがルイを庇うため、仕方なくスバルも内心では憎いと思いながら合わせていた感じ。

スバルのために力を使うルイ

ところが今回はルイが謎に覚醒して身体能力が異様にアップし、短距離のワープまでできるようになりました。

それで無実の人々を……なんてことはなく、スバルを守るためにルイは力を行使したのです。

そんなルイにスバルは困惑しながらも、これ以上ルイに罪を重ねさせないよう誓うに至りました。

少なくとも29巻でルイへの憎しみはかなり薄れたように思います。

ここまで来ればルイがこれから先に以前のような悪事を働くとは思えないし、逆に討伐されるようなことも無いと思うんですよね。

メイリィのようにスバル陣営に加わるのでは…と僕は予想してますが、そうするにはルイは色々やらかし過ぎています。

「ルイを許す」という課題

そこで必要になるのが「ルイを許す」というスバルにとって今までにない種類の課題だと思われ。

過去にやりあったキャラも味方にはなっていますが、ルイほどにやらかしたキャラはいませんからね…これは課題というか壁。

スバルって精神面では初期に比べて随分と成長してると思うんですよね。

少なくとも何度も死に戻ったぐらいで精神的にダメになるようなことはなさそう。

そうなると、物語的には別種の壁が求められる。それが「ルイを許す」だと僕は思いました。

誰かを許すことで、スバルがまたさらに精神面で成長する…気がします。

カカオ

カカオ

ただルイに何が起こっているのか現時点でもサッパリ分からないのが気がかりなんだよね。ルイが内心で何か企んでいたら僕の予想は大外れw

リゼロ29巻の感想|まとめ

この記事では 『Re:ゼロから始める異世界生活29』 の感想を書いてきました。

ヴォラキアでの騒動が一向に終焉を感じさせないのが気にはなりますね…エミリアたん達はどうしてるんでしょう?

個人的にはアルにまつわる謎は、このヴォラキアの地でケリをつけて欲しいところ。

ここまでアルが登場することなんてそうそうないし、意味深な描写も多いので全てが明らかになってくれると嬉しいです。

カカオ

カカオ

そして29巻の表紙になったのにロクに活躍しなかったマデリンちゃん、30巻で大暴れしてくれw

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