※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、ロキファミリアの中だとティオナが好きなカカオです。
今回は…
ダンまち外伝『ソード・オラトリア13』を読了したので感想をば。
『ソード・オラトリア13』感想
あらすじ
『狂乱の戦譚』の終結後、レフィーヤは過去の自分を捨て変わろうとしていた。
目指すは今は亡き彼女のような魔法剣士。
レフィーヤは意外な先輩団員に教えを請い、厳しくしごかれる毎日が始まった。
そんな過酷な鍛錬の日々を送る中、「学区」が帰還する…。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了した後の僕のツイートです。
『ソード・オラトリア13』を読了。レフィーヤの喪失感と、その乗り越える過程がめちゃくちゃ良かった。感動した!
— カカオ (@kudoshin06s) February 14, 2023
過去と現在を織り交ぜながら、レフィーヤに自分と向き合わせつつも、バトル描写もしっかりとド迫力に描くの凄いですなぁ。
あと今回の陰の立役者はベートだと思うんすよねぇ。うん。
今回の主人公はレフィーヤでした。
11~12巻まで読んだ読者なら分かりますが、レフィーヤにとっては激動の展開と喪失感だったんですよね。
それがひと段落してレフィーヤがどう変わったのか、変わろうとしているのかが描かれているんですけど、周囲が心配するレベルでストイックに…。
アイズ達がめっちゃ心配してましたねぇ。
自らの手で以前のレフィーヤを完全に消し去ろうとしてましたから。鬼気迫る勢いでしたよ…。
そんなレフィーヤが自分が元いた「学区」に行くことになり、さらにどう変わるかが13巻のポイント。
学区はレフィーヤが以前いたところで、古巣ならではの展開が描かれています。レフィーヤの過去もガッツリ描かれていて良き。
「学区」の設定も面白かった。僕は学園っぽいのを想像してたんですけど、ちょっと違ってましたね。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『ソード・オラトリア13』の良かったところ
僕が『ソード・オラトリア13巻』で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 教える側になったレフィーヤ
- 第七小隊 VS ゴライアス
- レフィーヤを鍛えたベート
1つずつ解説していきます!
教える側になったレフィーヤ
ずっと後輩キャラだったレフィーヤが先輩キャラになったのは新鮮でしたねぇ。
加えてフィルヴィスを喪った悲しさも加わっているせいか、割り切った感じもありました。
また、レフィーヤが自分を捨ててフィルヴィスになろうとしているのを止める意味でも、教える側にしたのは正解かなと。
誰かに教えることで自分自身を見つめ直す、まさに鏡を見ているような感覚をレフィーヤが感じ取っていたのが印象的です。
カカオ
何より、レフィーヤを教える側にしてフィルヴィスの喪失を乗り越えさせた過程と結果が最高に感動した!
第七小隊 VS ゴライアス
初めてリヴィラに行ったときのベル達を彷彿とさせる展開で胸熱でした。
レフィーヤが単身でゴライアスと魔物の群れに挑んだシーンも凄かったんですけど、レフィーヤが発生させた氷に匿われていたルーク、ナノ、ミリーリア、コールが飛び出してきた瞬間がヤバイ。
一緒に戦わせてくれと、ここにはいない誰かじゃなくて自分たちを見てくれと…。
泣けますわ…。
その後にレフィーヤが長い魔法の詠唱に入って第七小隊に守ってもらうことを決めて、レフィーヤが改めて「レフィーヤ」になった感ありましたねぇ。
とはいえ新しいレフィーヤって感じも演出していたのはグッド!
例えばロッドとワンドを連結ギミックから出来た「双杖のフェアリーダスト」、フィルヴィスとレフィーヤの元の装備から作られているっていうのが感動を誘いますねぇ。
レフィーヤを鍛えたベート
何気に重要だったのがレフィーヤの要望に応えて彼女を鍛えたベートだと思うんですよね。
理由は2つ。
- レフィーヤが自分自身を守れるようになれた
- オチをつけることができたw
もしベートが鍛えてなかったら、ゴライアス戦での前半の戦いぶりはもちろん、下手するとルークとの勝負すら危うかった気がします。
結果的にはレフィーヤは元のキャラに戻ったようですけど、今後も魔法戦士的な戦い方はできるのではと期待しちゃいますよね。
あとこれはオマケなようで大事なんですけど、終盤でベートがレフィーヤを泣かせてしまうところ。
罵倒して泣かせるなんてベートにしかできませんし、その後にティオナとティオネにボコボコにされるのもやはりベートでないと務まりませんw
カカオ
でも真面目な話、レフィーヤが「レフィーヤ」に戻る最後のトリガーを引いたのはベートだと思うんだよなー。
微妙だったところ
あくまでもソード・オラトリア13巻が発売した現時点での話ですが、リヴィラの街でベルを登場させたのは微妙かなと。
この記事を書いている時点でダンまち19巻は発売していませんが、何かしらあってベル(それに第3小隊の生徒たち)はリヴィラに到達したと分かります。
どんな苦難があるのかは分かりませんが、読む前からベルたちがどうにかなると分かっちゃうのはなんだかなーと思ってしまいました。
ただ、ベル達がこの後も何らかの冒険をしたり新たな展開があったりするかもしれません。
あくまでも今の段階では微妙かなと思った次第です。
カカオ
そういえばソード・オラトリア13巻から、ダンまち本編側との時間軸の差が無くなってほぼ「表」と「裏」って感じになったよね。
『ソード・オラトリア13』の感想|まとめ
この記事では『ソード・オラトリア13 』の感想を書いてきました。
13巻は一言で表すと「レフィーヤの再起」と言っても過言ではありません。徹底的にレフィーヤに向き合ったところがとにかく凄いです。
めっちゃ読みごたえあるので、ぜひ読んでみてください。
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- 『ダンまち外伝 ソード・オラトリア8』感想。ベートが大好きになった!!
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