※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、ダンまち大好きカカオです。
今回は…
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー2』を読了したので感想をば。
『ダンまちepisodeリュー2』感想
あらすじ
リューはオラリオを発ち、剣製都市ゾーリンゲンへと向かっていた。
オラリオでは、ヘスティアファミリアとフレイヤファミリアによる戦争遊戯の開催が決まり、あとは日程を決めて本番を迎えるという状況。
ベル達を助けるため、リューはステータス更新をしにゾーリンゲンにいるというアストレアに会いに行く。
だがリューを待っていたのは、アストレアの新たな眷属たちとの衝突だった…。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のXです。
『ダンまちepisodeリュー2』読了。1巻が割とコメディに振っていた気がするんで軽めの話を想像して読み始めたんですけど、蓋を開けてみればめっちゃ感動するええ話でした。
— カカオ (@kudoshin06s) October 13, 2023
あと本編18巻を補完する意味でもよく出来てるストーリーでしたな。https://t.co/tmhubrMtwV
18巻でリューが途中から登場するのですが、そこに至るまでに彼女がどこで何をしていたかが描かれているのが本作です。なので…
- 本編18巻まで読了している
- アストレア・レコードも全て読了している(理想)
この2つの条件を満たしているとめっちゃ楽しめます。最低限18巻までは読んだほうがいいですね。
ちなみに僕はアストレア・レコードは未読ですが、今回の話は楽しめました。
閑話休題。
『episodeリュー1』が割と軽めの話だったような気がしたんですけど、今回の2巻は泣かせに来てるし、人の成長の描き方としてもめっちゃ良かったと思いました。
久々に再会するリューとアストレアのシーンだけでも感動しましたなぁ。
また、18巻でちょっとだけ登場したアストレアの新たな眷属セシルたちや、リューの新しい武器などについても詳しく描かれています。
特に武器については今回のストーリーにおいて重要なポイントになっていました。これがまた凄くええ話なんですよねぇ(しみじみ)
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『ダンまちepisodeリュー2』で良かったところ
『ダンまちepisodeリュー2』で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 前代未聞の2ランクアップの真相
- リューが「アストレア・レコード」を会得するまでの道のり
- 後輩セシルの成長と導く先輩リュー
1つずつ解説していきます!
前代未聞の2ランクアップの真相
18巻でリューがレベル6になって途中参戦したときは
カカオ
うおおお!一気にレベル6になりやがったスゲェ!!
などと盛り上がった僕なんですけど、実際はまずレベル5にして体を慣らし、それからレベル6へ…ってな感じでしたね。
一気にレベルを2も上げてしまうと体に生じるズレが大きすぎてヤバイとのこと。
そこら辺の事情やリューの体の調整が詳しく描かれていたのがとても良かったです。
体の調整は実戦形式で、アストレアの新たな眷属ちゃんたちがリューと戦っていて微笑ましかったですなぁ。
でも彼女たちの作戦は見事で、まさか魔剣が繰り出されるとは思いませんでした。なかなか迫力ありましたねー。
リューが「アストレア・レコード」を会得するまでの道のり
ランクアップしたリューの体の調整繋がりですが、「アストレア・レコード」をいきなり習得させなかった理由と、習得までに描かれていたストーリーがめっちゃ感動しました。
要するに、リューがアリーゼ達のことを忘れつつあったから、思い出してから会得する必要があったというワケです。
これ上手く設定ができていて、「アストレア・レコード」はリューの心のありよう(アリーゼ達を意識できるか否か)によっては威力が落ちてしまう可能性があるという点。
今回のリューは序盤でベルとシルのことを心配するがあまり焦って、アリーゼ達のことを忘れつつありました。
これでは対フレイヤファミリア戦で「アストレア・レコード」を使いこなせない。そのためアストレアはリューがオラリオに戻るのを一時止めました。
そしてリューはセシル達と関わりながら自身を見つめ直し、レベル5の体にも慣れた末にレベル6となって「アストレア・レコード」も使いこなせるように…。
リューがアリーゼ達を忘れるなんて…と思われそうですけど、本文を読んでみると「確かにリューは焦ってたな…」と納得させられましたねぇ。
後輩セシルの成長と導く先輩リュー
リューとアストレアに次いで今回のキーマンだったのがセシル。リューの武器を作ったキャラです。
18巻で登場したときはリューを先輩と呼んで尊敬していた風だったんですけど、初対面ではめっちゃ噛みついてて驚きました。
ただ噛みつくだけの理由がちゃんとあって…
- アストレアを裏切ったリューを許せない
- リューのための武器がなかなか作れない
こんな感じ。加えてセシルは鍛冶師の家族の生まれながら、父親や兄達から認めてもらえない鬱憤を貯め込んでいたのもポイント。
そんな悩みの諸々を先輩としてリューがサポートしていたところが良き。
特にリューが「迷うこと」を否定せず、むしろ迷いなさいというスタイルを示したことが個人的にジーンときました。
自分もたくさん迷った末に現在に至るからこそできるアドバイスで、やっとリューがこれまでの自分を肯定してくれたなーと泣けますな。
微妙だったところ
ほとんど無いですね。
まぁセシル以外の新たな眷属たちについても、もう少し深掘りして欲しかったかなーという思いはありますが。
なかなかキャラの立った登場人物たちだったので、少し登場させるだけでは勿体ない気がするんですよね。
カカオ
今後の外伝や本編で登場することを期待してる!
『ダンまちepisodeリュー2』の感想|まとめ
この記事では『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー2』の感想を書いてきました。
レベル6になったリューの裏話が読めて、ダンまち大好きな僕としては大満足の内容です!
リューの専属鍛冶師となったセシルが、今後も登場してくれると嬉しいですねぇ。