※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、ロシデレ大好きカカオです。
今回は…
「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3」を読了したので感想をば。
今回はラストのシーンがとにかく気になり過ぎてヤバかったです。
「ついにこの時が来てしまったのか…?」と。
「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3」感想
あらすじ
討論会で勝利したアーリャと政近の次の戦いは「終業式のあいさつ」だった。
だがその前に政近は風邪で倒れてしまう。
そんな彼の看病をしにやって来たアーリャだったが…
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
ツイート内にあるイベントとは、あらすじにもある「看病をしに来たアーリャ」を指しています。
この看病イベント、ただのラブコメならラッキーなアレこれがあったりと桃色な空気漂うこと請け合いですよね。
でもロシデレ3巻では、メインのイベントにしっかり繋げる仕掛けがなされていて面白かったです!
アーリャさんのロシア語も変化球があったりと、笑える展開も数多くあって一気に読んでしまいました。
気になる周防家の内情も少しずつ見えてきて、政近はもちろん有希の内面にも目が離せません。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
ロシデレ3巻の良かったところ
3巻で僕が特にいいなと思ったのは以下の3つです。
- 風邪引きイベントから始まった怒涛の逆転劇
- 「自分は完璧ではない」と気付いたアーリャ
- 谷山と乃々亜を味方につけるスタイル
1つずつ見ていきましょう!
風邪引きイベントから始まった怒涛の逆転劇
- 政近の風邪を利用して有希が風邪薬やアーリャの看病を仕掛け
- ダウン中の政近の隙を突いてアーリャを校内放送で凹ませて
- 政近奮起して終業式のあいさつで勝つ
この流れが凄く良かったです。
風邪イベントはラブコメの鉄板なワケで、しかも3巻の表紙にまでなってますから
僕「 お、これが3巻の桃色メインイベントやな」
とか思っちゃいましたw
でも実際はメインイベントのトリガーになっていたワケですよ。凄い。
ただ有希にしてみたら、えげつない方法でアーリャさんを凹ませて、政近のやる気を出させるのも狙いだった模様。
有希の中では
- 凄いお兄ちゃんを見たい
- お兄ちゃんに勝ちたい
この2つの気持ちがせめぎ合ってるみたいで複雑なのも、今回の逆転劇の中で分かってきましたなぁ。
ただ政近に勝ちたい気持ちは、冒頭で登場した周防厳清(周防家現当主)からのプレッシャーによるものでは…?
「自分は完璧ではない」と気付いたアーリャ
終業式のあいさつ中に、アーリャが自分は完璧じゃなかったことに気付いたシーンに感動しました。
もっと言うと
- 自分の短所も含め「九条アリサ」
- 短所をどうにかするべく人一倍努力するのもまた「九条アリサ」
なのだと認識したワケです。
アーリャの終業式のあいさつは、自分には生徒会長になるには足りないところがある、といった感じの内容でした。
あいさつと内心がしっかり合致していて、アーリャの素直さが全開で最高!
谷山と乃々亜を味方につけるスタイル
2巻で討論した谷山と乃々亜の二人を味方につけるところが、バトル漫画のような展開で熱かったです。
「同時に生徒会の慢性的な人手不足も解消しちゃえるよ!」って流れまで持ってきて、政近の逆襲の冴え渡りっぷりにスカッとしました。
ロシデレってジャンルはラブコメですけど、2巻、そして今回も勝負が大きく前に出てますよね。
生徒会選挙で戦うって時点でずっと勝負してるようなもんですし。
- 逆転
- 敵が仲間に!
みたいなバトル作品っぽさも結構合いますな。うん。
微妙だったところ
特に無かったですね。
個人的には催眠展開が微妙かなと思ったんですけど、単純に僕の好みなのでノーカンw
それにあの催眠があったからこそ、マーシャが今まで見せなかった感じの表情を見せてくれたワケで…。
考察
ここでは僕がロシデレ3巻で気になったことを好き勝手に考察していきます。
今回のテーマは…
『政近の母へのトラウマ』
についてです。
3巻では冒頭で周防家の当主を、三者面談のシーンでは政近の父方の祖父を登場させ、さらに母親と鉢合わせになりました。
これはもう役者は揃ったのでは…。
あとは「政近と母親との間に何があったのか」が気になるところ。
これについては政近が風邪を引く直前のシーンで断片的に描かれていましたが、僕が想像するに…
- (何があったかはまだ不明だけど)母親も政近に言い過ぎたと思っているのでは?
- 母親は何かに追い詰められた末に政近に当たったのでは?
- 母を追い詰めたのは厳清では?
まぁ肝心の「政近と母親との間に何があったのか」が明らかではないのでモヤモヤしますが(苦笑)。
冒頭で母親が有希に政近のことを訊ねていたので、少なくとも政近のことを嫌悪してるようには思えませんでした。
母親として気にかけているのかなと。
ただ気になるのは母の控え目なキャラ設定で、そうさせているのは当主の厳清と思われ。
言い方は悪いんですけど、政近の母親に有能さは感じないんですよね…。
そんな実の娘を父であり当主の厳清が評価してるワケがありません。
想像ですけど、政近の母は幼い頃から厳清に厳しくされて気弱な性格になったのだと思います。
そんな母親が何やら爆発して、政近のトラウマになった……ように僕には思えました。
この件は次の巻以降も引っ張っていくネタになる気配ですな…。
個人的には、アーリャがこの件にどう関わってくるか、そこが気になります。
面白かった小ネタ
ここではロシデレ3巻で僕が重要ではないけど気になったことをまとめていきます。
いつもだったら笑える小ネタを集めるんですけど、今回は趣が違いますぜ?
- 誕生日会は日本とロシアだと捉え方が違う件
- 風邪の時にはボルシチ
3巻は日本とロシアの文化の違いが興味深い意味で面白かったです。
まずアーリャさんを拗ねさせた誕生日会の件w
僕も政近と同じで小学生がやるイメージだったんですけど、ロシアでは子供でなくても普通にやる模様。
しかも「誕生日会に呼ばない=友達じゃない」みたいに思われるとか…。これ実際のところどうなのか気になりますね。
二つ目の「風邪の時にはボルシチ」も、僕はアーリャさんが冗談で「ボルシチ」っていう選択肢を出したのかと思ったら、どうもガチだった模様w
ボルシチについては調べてみました。
以下のサイトによると、確かに風邪のときに良さそうだし、風邪予防にも良さそうですなボルシチ。
関連サイト:ロシアの風邪予防と風邪ごはんを一挙紹介!やっぱりウォッカ頼み? | 食・料理 | オリーブオイルをひとまわし
ロシデレ3巻の感想|まとめ
この記事では 「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3」 の感想を書いてきました。
ラストがとにかく気になるゾ…!!
タイトルを揺るがす重大な出来事ですよねw
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