『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9』感想。ウィーネ登場でダンジョン自体に疑問が…

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※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、リュー推しのカカオ(@kudoshin06s)です。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9』を読了したので感想をば。

あらすじ

「モンスター……ヴィーヴル?」 新たなダンジョン階層域『大樹の迷宮』に進出したベルは、竜の少女ウィーネと出会う。人語を話し、人からも怪物からも襲われる孤独な少女を保護することを決めるのだが……。 「竜女か──久々の上玉だ」 忍び寄る暴悪の狩猟者達の魔の手、覆すことのできない人と怪物の軋轢、そして動き出すギルドの真の主。一匹の竜の少女を巡り、都市に波乱がもたらされる。人と怪物、神々を揺るがす異常事態──ダンジョンの異変に迫る迷宮譚第九弾!

あらすじには「竜の少女」とありますけど、要は喋るモンスターです。

喋るモンスターが生まれる。

そんなダンジョンの中でイレギュラーによって、そもそもダンジョンって何なんだろ、という疑問がベルたちの間で生まれました。

カカオ

カカオ

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。

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人間とモンスターの共生

喋るモンスターが登場し、ベル達はおろか神々も頭を悩ませていましたなぁ。イレギュラーの極みですよ。

結局9巻が終わるまでベルは悩んだままでしたからね。

ウラノスは人間とモンスターの共生を随分前から模索していて、実は1巻やアニメで描かれたフィリア祭は、人間に少しでもモンスターに慣れ親しんでもらおうという意図があって開催されていたイベントだったのこと。

けれど、人間とモンスターとの溝は未だ深いまま。

この話の肝は、モンスターと人間は敵対しているけれど、喋るモンスターは人間を敵視していない点にあるんですよな。

要は、人間がモンスターと喋るモンスターを分けて考えられるようになればイイかなと僕は思うわけです。

あとがきによると、9巻だけで終わらなかったので10巻に続くとのこと。

関連記事:『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10』感想

ダンジョンって何?

喋ることができるほどの知能を持ったモンスターが生まれる。

そんなイレギュラーがダンジョンに生まれているのはなぜなのか。

そもそもダンジョンとは何なのか。

ウィーネを喋るモンスターたちに預けたベルたちにわいた疑問は、ダンまちの核心を突くだけの力があるなと思いましたね。

この疑問が解消された暁には、ダンまち完結だってあり得るだろって思うほどに。

そんなベルたちの疑問にヘスティアが不明瞭な答を示したということは、神々はダンジョンの正体を知っているということ?

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