『Re:ゼロから始める異世界生活 13』感想。ロズワールお前だったのか…!

6 min

※ネタバレ注意

カカオ

カカオ

どうもお疲れ様、レム推しのカカオ(@kudoshin06s)です。

今回は…

Re:ゼロから始める異世界生活 13』を読了したので感想をば。

『Re:ゼロから始める異世界生活 13』感想

あらすじ

予期せぬ形で第二の『試練』と向き合わされ、地獄のその先の光景を知ったナツキ・スバル。己の罪を知り、救いを求めた魔女の本性に裏切られ、打ちのめされたスバルを取り囲むのは大罪の名を冠する六人の魔女と、それらを滅ぼした最後の魔女だった。激昂と慟哭の果てに、救いたいものを救えないナツキ・スバルの心は摩耗する。だが、どん底に突き落とされたスバルの下へ、一人の友から最後の希望が差し伸べられる。希望は硬い拳となって、諦める必要などないのだと、強く鋭く叩きつけられて――。「――賭けをしよう。俺とお前の、願いをチップに」大人気WEB小説、愛情交錯の第十三幕。――今、鳴り響く、泣きたくなる再起の音。

感想(ネタバレ極薄)

以下は読書中と読了した後の僕のツイートです。

12巻のラストがめっちゃ気になる終わり方でしたから待ちに待ってましたよ。

アニメ1期の序盤を見た当初から謎だったアレが明らかになってスッキリしました。

たぶん人によっては謎だと思ってないどころか忘れているかもしれませんが…。

そしてオットーが超頑張ってますw

カカオ

カカオ

以下はネタバレ盛りだくさんな内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう! 読んだ人向けです。

僕がイイと思ったところ、気になったところをピックアップしています。

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第1章

嫉妬の魔女とサテラは別人格。

12巻のラストで唐突に登場した嫉妬の魔女なんですけど、どうやら他の魔女たちを殺した人格と、そうではないサテラの人格の二つがある模様。

どうしてそうなったのか、その詳しい経緯は明かされませんでした。

ただそうなると、スバルに「死に戻り」の力を与えたのはどっちの人格なんや…という疑問が…。

なんとなく、サテラの方な気がしますがどうでしょ。

第二の試練の意味。

ミネルヴァに第二の試練の意味を「スバルが死ぬコトでどれだけの人が悲しむのかを教えている」と言っていてハッとしましたなぁ。

よく考えると

カカオ

カカオ

第二の試練って結局何が目的だったんだろ…

っていう疑問そのものにも気付かせてくれました。

まぁ、ミネルヴァがそう思っているだけで、実際にはいろんな時間軸が存在しているのかもしれませんが…。

それを知ってそうなサテラが、登場したとはいえ未だ謎極まりない存在ですからねぇ…。

サテラは過去にスバルに救われたと主張

ただただスバルを「愛している」と繰り返し最初は引きましたねぇ。もちろんスバルも困惑するばかり。

ただその後、過去にスバルに助けられたと言い、スバルにもっと自分を大切にして欲しいとメインヒロインみたいなコトを言い始める。

どーゆーコト…。

スバルはスバルで、過去にサテラと関わったコトはないはずなのに、なぜかそんなコトもあったような、みたいな遠い記憶のように感覚で感じているのも謎。

サテラとの接触はプラスに働いた。

ただサテラとの接触によってスバルは「死にたくない」という自分の気持ちに気付き、自分が死んでしまったら周囲が悲しむというコトにも意識がいったのは、プラスでしたね。

ここから明らかに物語がプラスに好転しましたし、サテラとの接触はプラスだったかと。

第2章

ロズワールが黒幕だったのね…。

1巻でエミリアが徽章をフェルトに奪われたり、エルザが登場したりしたのもロズワールの仕業だった模様…。

本編では触れられていなかったけど、その後の魔獣騒ぎも怪しいもんですな…。

そして現在問題になっている屋敷の襲撃の依頼もロズワールによるモノ…。

全てはスバルの覚悟を研ぐためとのこと。

ロズワールの言う「覚悟を研ぐ」とは…。

要は、屋敷には眠ったままのレムが残されていて、片や聖域には消沈しているエミリアがいる。

どっちもどうにかするにはこの時点では詰み気味でどーしよーもない。

どっちかを切り捨てて事態を打開しろというワケですな。ひでぇ…。

これも全て、ロズワールが「叡智の書」の通りに動いているからゆえ…

ってこの「叡智の書」もかなり謎であやふやなアイテムなんですが…。

オットー

ロズワールの狂いっぷりを目の当たりにして消沈するスバル。

そんな彼を元気付けたのは、我らがレム…ではなくオットーでした。

スバルをブン殴って友達にカッコつけるなコノヤロウという直球な友情の示し方がよかった。

色々とこんがらがってきた事情を吹き飛ばして光明が差した感じ。

三章

スバルがエミリアの過去に踏み込んだのは大きな一歩でしたな。

その過去の内容が案の定というべきかブッ飛んでいて、さらなる謎を生んでいましたが。

100年ぐらい氷漬けにされて、パックによって目覚めさせられたとのこと。

実年齢114歳…。

ただエミリアの記憶はかなり断片的。

4章

パックがようやく目覚めるも…。

3章の終盤でようやくパックが目覚めたときは

カカオ

カカオ

やったぜ!これでもう恐いもん無しだぜ!勝ったなガハハ!

てな気分だったんですけど、どうも事態はそう上手くいかない模様。

しかもエミリアの記憶が断片的なのは、パックの仕業(存在?)っぽくて、逆に試練の邪魔なのかお前はと…。

さよならパック

…で、パックは消えてしまったと。

エミリアの掌に現れたパックがいつもよりずっと小さかったというのがなんとも悲しい…。

ただ、なぜずっと現れていなかったのかは謎のまま。
エミリア自身の問題と、パックの個人的な事情とのコトなんだけど…また謎をポンッと置いていきやがってw

なんで弱々しい状態になったのかも謎ですなぁ。

エミリアの事情は本人かそれ以上にパックが知ってそうだったんで、この時点で退場してしまうのは辛いっす。

フォルトナ

パックが記憶の蓋になっていたのか、パックとの契約が破棄されたエミリアが徐々に記憶を取り戻す。

特に母親(実の母ではない)の名前を思い出したのは興味深いですな。

フォルトナ、という名前のようです。この名前は記憶しておこう…。

4章~5章

視点が群像劇レベルで変わってたかと。

13巻で印象的だったのは視点切り替えの多さでした。

スバル以外だとガーフィール視点、オットー視点、エミリア視点がありました。

ここら辺、好み別れそうですな。

視点がやたら変わるのを苦手とする人って結構いるみたいですし。ちなみに僕は大好きですw

オットー大活躍

中でもオットー視点はガッツリと描写されていました。

まさかオットーの生い立ちから解説されるとは思いませんでしたけど。

オットーらしい笑えるエピソードの数々でめっちゃよかったですなぁ。特に家を出る羽目になった話には吹きましたw

動物との会話だけでなく、風や地の魔法を使いこなせる設定には驚きました。

動物たちから少しずつマナを分けてもらって強力な魔法をガーフィールに放ったりとアクロバティックな大技も。

ラムとの掛け合いも笑えましたな。是非ともアニメで見たい…!

6章

レムがどん底にまで落ちたスバルを立ち直らせてくれたように、今度はスバルがエミリアを立ち直らせていたんですよねぇ。

途中から半ば痴話喧嘩となりましたが、終止符を打つかのように唇を重ねるスバルとエミリアには感動しましたわ…。

7章

最後のシャマクとなりました…。

終盤のガーフィールとスバルのバトルで、スバルがシャマクを使ったときは、

カカオ

カカオ

またその手か…

と正直思ってしまったんですが、よもやスバルのゲートが壊れてもう魔法が使えなくなってしまうとは…。

そもそもスバルが魔法を使うコト自体、ムリがあったようでしたしなぁ。

それにしても、物語が進むにつれて能力が増えたり強くなったりするならともかく、使えなくなるって結構珍しいような気がします。

スバル、「見えざる手」をマスターする。

シャマクが使えなくなった穴埋めなのか分かりませんけど、なぜか突然「見えざる手」を使えるようになったスバル。

シャマクが使えなくなった以上の驚きを感じましたよ。

よりにもよってその能力かw

と。
巻数も進んでペテルギウスの存在感もなくなったなーと思っていた矢先にコレですw

どうしてこんな新技に目覚めたのかは謎ですけど、スバルの状態が最高にイイ状態になった時に発動したんで、決して悪いコトではない…と思うんですけどねぇ…。

何せ以前使っていたのがペテルギウスですから印象悪すぎですw

8章

ガーフィール問題解決

諸々の問題の中でまず解決したのはガーフィールでした。

幼い頃に母親が聖域を出て行ってすぐに死んでしまったコトを試練で知ったガーフの心中をよくどうにかできたなと…。

傍若無人なふるまいのガーフは正直あまり好きではなかったんですけど、この巻を読んで印象が随分変わりましたよ。

カカオ

カカオ

精神面ではスバルかそれ以上に弱いかも、ガーフ。

そしてエミリアたんは試練でエキドナと対面する。

エミリアはというと、スバルでいうところのレムのようなポジションをスバルに見出しやる気マックスファイヤーに。

そのテンションのまま試練に突入しエキドナと対面する。

スバルのようなノリで啖呵を切ったエミリアたん…ってところで13巻は終了。

またしても気になるところで…w

【まとめ】ここぞというところで「レム」

スバルとエミリアの距離がグッと近くなりましたけど、スバルの心の真ん中にいるのはレムのような気が、僕にはしました。

それを感じさせたのはスバルがガーフィールと殴り合っていたとき、見えざる手に覚醒する直前です。

エミリアの名前を出し、そして一行空けてレムの名前を挙げた箇所です。

一行空けるほどに強調しているのが、スバルにとっていかにレムが大切かを示していたんでないのかなと。うん。

こりゃあレムが目覚めたときの感動たるや格別だろうなぁ。いつ目覚めるんだろ…。

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