『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』感想

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※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。

『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』を読了したので感想をば。

最近読んだ本の中じゃぶっちぎりの1位でした。いやホントに。

世界崩壊後の世界

簡単にあらすじを述べると、人類は十七種の獣に駆逐されほぼ絶滅させられる。

その後、生き残った人類以外の種は、十七種の獣の驚異が及ばない浮遊大陸で生きるようになる。

主人公ヴィレムは人類の生き残りで勇者一行のひとりだったのだが、石化して五百年以上後に石化を解かれ、現在に至る。

ヴィレムは日雇いの安い仕事で日々をしのいでいたが、ひょんなことから軍が所有する兵器の管理を任させることになる。

その兵器が、表紙にもなっている可愛い娘さんたちだった……。

てな感じです。
スイマセン、簡単どころか結構長くなってしまいました(汗)

派手なバトルなどはほとんどなく、物語は比較的静かに進んでいきます。

コメディタッチな面白い場面も多々ありますけど、描かれる世界の雰囲気と悲しさ、喜びを味わえる作品ですね。

ぶっちゃけ、
最近読んだ本の中ではぶっちぎりの1位です。

バトル物はちょっと食傷気味…という方には特にオススメです。

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そもそも表紙からして…

人類滅亡後、兵器は可愛い妖精の娘さんたち。

設定からして泣かせること請け合いなんですけど、それ以前に表紙を飾っているクトリが泣いちゃってるんですよ…。タイトルもタイトルですしね。

終わり方がなんともスッキリしない感じでしたけど、続刊があるようなのでよかった。

それにしても、この悲しい設定をどう料理していくのかとても気になりますね。

ヴィレムはクトリが死なないように色々調べ、聖剣をメンテし、戦い方までレクチャー(遠回しではありましたけど)してくれたわけなので、バッドエンドは避ける方向でいくと窺わせる。

けれど、物語の雰囲気がどうにもタイトル通り『終末』を予感させていて、その不吉さが悲しい設定を悲しいままに描いてくのではと思わせもします。

なかなか考えさせる作品ですねぇ。
めっちゃ好みですw

早いとこ2巻読まねば。

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