『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?3』感想。自分が自分でなくなっていく…じわじわ来る切なさに脱帽です。

2 min

※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。

『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?3』を見たので感想をば。

穏やかな日常はとことん穏やかに

2巻で奇跡的に助かったクトリの続き。

ヴィレムとのキャッキャウフフな展開はそこまで直球なものはなかったけれど、穏やかな日常が流れている具合がよかった。

帰ってきたらたくさんパンケーキを食べるという約束を果たそうにも、嬉しくて胸がいっぱいで食べられないというクトリがもうヤバい。こっちまで感動してしまた…。

ただ、穏やかな日常の中にも不穏な影が差してはいましたね。

クトリの青い髪の中に赤い髪が混じり始め、魔力をおこすと赤い部分が広がり、そして記憶がなくなっていくという…。

あぁ、3巻はそういう切なさで来るのか…

と僕は前半部分を読みつつも覚悟を決めましたね…。

自分が自分でなくなっていく…じわじわ来る切なさに脱帽です。

妖精倉庫の面々を忘れ始め、ヴィレムとどう出会ったのかも忘れ…

あぁ、覚悟したとか嘘です胸にグッときて胸いっぱいですうぅぅ!

ってぐらいに、終盤にいくにつれて切ない指数が上がりましたねぇ。

地上に降りたときに見つけた氷漬けの赤髪の少女が一番の原因ですよなぁ。あの子はいったい何者なのだろう…。

獣たちの正体にも近づいているようだし、物語がいよいよ収束していくのかな?

あとがき読むと、作家的な切ない事情が書かれていて、クトリとは別の意味でジワジワきました(苦笑)

あまり売れてないのかな、このシリーズ…。

それでもこの巻すら出るかわからない状態だったようだし…。

イイ話なんだけどなぁ。

僕はかなりオススメですよん。

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