『ソードアート・オンライン27 ユナイタル・リングVI』感想。ティーゼとロニエの成長に感動…

5 min

※ネタバレ注意

カカオ

カカオ

どうもお疲れ様、リズ推しだったんですけど今更「アスナもええよなぁ」とか思い始めてるカカオです。

今回は…

ソードアート・オンライン27巻

ソードアート・オンライン27 ユナイタル・リングVI』を読了したので感想をば。

『ソードアート・オンライン27巻』感想

あらすじ

アンダーワールドではロニエ、ティーゼ、セルカが200年ぶりに目覚めたが、彼女たちは「彼」に瓜二つのエオラインに驚愕する。

気持ちの整理がつかぬまま、ついに敵が姿を現し襲い掛かる…。

ユナイタルリングはというと、キリト達は第二階層に到達するやトラブルに見舞われてしまう。

感想(ネタバレ極薄)

読み終えた印象としては…

  • 視点がちょくちょく変わって話に集中しにくい
  • 次の展開への足がかり的な話
  • バトルはかなり熱い

こんな感じでした。

視点が変わるのは27巻に限った話じゃないんですけど、今回はメインではキリト、アスナ、アリスで、加えてほかのキャラの視点にいったりも…。

ただ視点が変わるだけじゃなくてアンダーワールドとユナイタルリングを行ったり来たりする感じなので、物語に没入できなかったのはマイナス。

ストーリーは興味深いポイント満載で、全体的には次巻以降を盛り上げるための布石のように思えました。

バトルはユナイタルリングもアンダーワールドでも熱く展開してます。

個人的にはロニエとティーゼが特に良かったですなぁ。彼女たちの成長した姿は一読の価値あり!

カカオ

カカオ

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。

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SAO27巻の面白かったところ

27巻で僕が特に面白いと思ったのは以下の3つです。

  • ラスナリオの街の運営が面白くなってきた件
  • 別ゲーと融合した面白さが出てきたユナイタルリング
  • 終盤のアンダーワールドでの戦い

1つずつ解説していきます!

ラスナリオの街の運営が面白くなってきた件

キリトタウン改め「ラスナリオの街」に多くのプレイヤーが集まって、人口増による問題が色々出てきたのが個人的に面白かったです。

レベルを上げて先に進む以外に、街を運営する要素が強く出てきた感。

例えばほかのプレイヤーが家を建てるにあたって、元々いたキリトたちを始め、NPCたちがいるエリアもあるワケですからね。

NPCを追い出せ、と言い出すプレイヤーもいるかもと懸念されています。

ログハウスの周囲に恩恵(建物の耐久力が爆上がり)があることが分かり、家を立てるプレイヤーが続出なども…。

今後、ラスナリオの街でプレイヤー同士のいざこざもあるかもしれません。

ちなみにプレイヤーが集まった理由は、26巻でシリカたちが門番ボス(ギルナリス・クイーン・ホーネット)を倒したことで、ALOプレイヤーたちがまだほかのゲーム勢に追いつける可能性があると踏んだから。

カカオ

カカオ

ラスナリオならワンチャンあるってワケですな。

別ゲーと融合した面白さが出てきたユナイタルリング

第二層でユイを攫ったサルたちとの戦いも良かったですねぇ。

  • サルがモンスターでもNPCでもなくプレイヤーだったこと
  • 「アポカリプティック・デート」という別ゲーのプレイヤー
  • 見た目だけでなくスキルもひと味違う

アポカリプティック・デート(以下アポデ)はプレイヤーの外見が獣人で、サル以外にもキツネとかいて面白い。

1つだけ選べる引き継ぎスキルに、煙幕や炎を吐く技を選べるあたりもALOとはひと味違います。

既に虫の外見の「インセクサイト」というゲームのプレイヤーが仲間にいますが、敵として対面するとより熱いですね。

アポデ以外にも他ゲームがあるようですので、今後の展開次第では衝突もありそうで期待してます。

終盤のアンダーワールドでの戦い

27巻終盤でカセドラルがミサイルを撃たれてからの展開が最初から最後まで胸熱でした。

  • ミサイル攻撃により損耗していくカセドラル
  • 同時に別の基地も襲撃を受けていることが判明
  • キリトに救援要請するもすぐには来られそうにない

などなど、アリス達にとって不利でしかない条件がいくつも示されて、読んでるこっちも焦りましたw

そこからのアリスがミサイルを防ぐシーンやキリトが助けに入ったところも良かったんですが、個人的には別の基地で戦ったロニエとティーゼが27巻で1番好きな場面です。

ロニエとティーゼ、以前に比べ格段に強くなりましたねぇ(しみじみ)

子孫たちの前で盛大にソードスキルを放つ様は圧巻。しかも子孫たちは知らないアインクラッド流だからなお熱い。

7連撃で驚いてましたからね。スターバーストストリームが16連撃技だと知ったら腰抜かしそうw

カカオ

カカオ

というか、アインクラッド流って継承されてないのね…。

微妙だったところ

視点の移り変わりが細かく挟まれてたせいか、話への没入感に欠けました。

せめてアンダーワールド(アリス)とユナイタルリング(キリト or アスナ)で抑えてくれるとありがたい。

ただ二つの世界を行き来することで幅広くキャラを登場させることが出来てるメリットもあるんですよねぇ。

アリシゼーション編でのリズやシリカを思い出してみてください。なかなか登場しませんでしたよね(苦笑)

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SAO27巻で気になるポイント

例によって気になることがブチ込まれまくった本作なんですが、その中でも個人的に「これは…」と思ったものをチョイスしていきます。

3つに絞ってみました。

  • ヨンちゃん(猫ロボット)
  • キズメル
  • 星王、星王妃だったアスナとキリトが記憶を消した理由

1つずつ見ていきましょう。

ヨンちゃん(猫ロボット)

菊岡がアスナに託した猫型ロボットこと「ヨンちゃん」が地味に気になるんですよね。

ヨンちゃんをカンペキな猫にするために、キリトは「アンダーワールドから猫を連れ出す」なんてミッションまで課せられました。

「今後発売する猫ロボットのため」、ということなので今起こってる問題と何の関係も無さそう…?

いやいや、意味のないことにあそこまでの文字数を費やしませんってw

ロボットというと過去にはニエモンに茅場晶彦の意識が宿ってたこともありましたからね。

さすがに同じ展開はないとは思いますが、ロボットの登場は見逃せません。

キズメル

まさか本筋でキズメルの名前が出てくるとは思いませんでした。驚きだけならこれが1番ですね。

まだ詳しいことはほとんど分かってませんしキズメルが登場するかも不明。

でも第2層にダークエルフがいて、種族名が「リュースラ」であることは間違いなさそう。

ただ27巻を読む限りでは、キズメルはSAO時代にいなくなっているふうに書いてあるんですよね。

死んだとはありませんでしたが「喪失の悲しみ」という表現なのが際どい。喪失はしてるけど僅かな可能性を残している、みたいな…。

そもそもキズメルって誰…?

と思ってる方は、SAOプログレッシブシリーズを読んでみてください。

SAO初期にキリトとアスナがどんなふうに冒険していたのかが詳しく描かれています。めっちゃ面白いのでオススメ!

星王、星王妃だったキリトとアスナが記憶を消した理由

アリス視点で彼女が疑問に思ったことですね。

アリスにしてみれば、キリトとアスナは重要な記憶だけを残してそれ以外を消すということもできたのでは…と。こうすれば記憶容量の問題もクリアできるはず。

が!

そうはせずにキリトとアスナが異界戦争直後からの全ての記憶や思い出を消去したのはなぜ何でしょう。

この疑問はアリスだけでなく、読者の僕としても共有しておきたい。

【おまけ】19巻と20巻を読むとより面白くなる

もし19巻20巻を読んでいないなら、ぜひ読んでみてください。

というのも、今回の内容ってこの2冊の内容を押さえておくと面白くなるからです。

27巻でアリスが復活した面々に色々と質問してますけど、中には19巻と20巻の内容を物凄くサクッと説明しちゃってる箇所もあるんですよね。

19巻と20巻はロニエとティーゼがガッツリと描かれているので、27巻で彼女たちが活躍してる場面と合わせて読むと感動もひとしお!

SAO27巻の感想|まとめ

この記事では『ソードアート・オンライン27 ユナイタル・リングVI』の感想を書いてきました。

ユナイタルリングもアンダーワールドも気になることだらけで頭がパンクしそうです。

でもSAOって刊行ペース遅いんで、次の巻出るまでに読み直すことはできそうw

チェック以前のSAOの感想記事はこちら

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