『91Days』第11話感想。アヴィリオは「死」よりも「絶望」を与えることを選んだのかもしれない…。

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※ネタバレ注意

どうも、カカオです。

『91Days』第11話を見たので感想をば。

果たしてアヴィリオは抜け殻なのか

自らの手でコルテオを撃ったことで、
アヴィリオの表情は明らかに
茫然自失の一歩手前てな具合でしたなぁ。
そんなアヴィリオをネロは抜け殻と評していたけれど、果たしてそうなのか。

むしろ、大きなことをやらかすことに躊躇がなくなった、
ストッパーが取り払われたように僕には見えましたなぁ。
もっとも、アヴィリオの内情を知らないネロには看破するのはムリなのですが。
疑っていたバルベロぐらいでしょうか。
ただバルベロも、アヴィリオにしか目が
いってなかったばかりにあえなく…。
バルベロはネロの右腕ポジションに
固執しすぎたのが敗因かと思われ。

「死」よりも「絶望」を…。

劇場でアヴィリオはヴィンセントではなくドン・ガラッシアを撃った。
何事よ!?と思ったけれど、その後の混乱とヴィンセントの死に際の言葉などを見て、僕なりにアヴィリオの心中を想像できました。
おそらくアヴィリオは、

「死」よりも「絶望」を与えることにしたのでは…。

死にゆくヴィンセントは撃たれこそしなかったものの、これまでやってきたことは全てムダだと思いながら息を引き取った。
これを絶望以外に何と言えましょう…。
そんなヴィンセントを見ていたネロの心中もまた、絶望していたかと。ただネロの場合は「怒り」もわいていたかと。

アヴィリオがなぜ「死」ではなく「絶望」を与えることを選んだのかは、コルテオの死が大きく関わっていると僕は思います。
今回の復讐劇に関わらせてしまったことの後悔を、復讐劇の舞台そのものを「絶望」で壊すことで、アヴィリオはコルテオへの謝罪としたのかなと。

その舞台を整えた叔父貴も含め、全てに「絶望」を与える。
狂気の沙汰ですが、前述の通りアヴィリオは抜け殻ではなくストッパーを失ったと考えれば、これぐらいやってのけてしまったことも頷けます。

大荒れの終盤ですな…。
残されたネロがどういう行動に出るのか…って、
アヴィリオに銃口向ける以外にないと思うんですけど、意外性を狙って思わぬ展開にもなりえます。
じっくり見守っていきましょ。

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