※ネタバレ注意
どうも、カカオです。
『妹さえいればいい。7』を読了したので感想をば。
緩急の付き方が激しかったです。
読了。作家さんの考えやこだわりが全力全開でブッ込まれていたと思われ。すっっっごい良かったです!!
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— カカオ (@kudoshin06s) 2017年5月26日
伊月と那由多が付き合い始めてこれでもかってぐらいにスゴいことになったり。
かと思えば海津とアシュリーにまつわる急激にシリアスなエピソードが挟み込まれたり。
例によって下ネタな方向ももちろんカバーw
緩急の差が激しい巻でしたね。なかなか出来る芸当じゃあないですよ。あっぱれです。
以下はネタバレ盛りだくさんな内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
読んだ人は僕の好き勝手な考察にお付き合いしていただけると幸いですw
7巻の5つのポイント
『妹さえいればいい』7巻で特に注目したいポイントは以下の5つだと僕は思いました。
- 伊月と那由多の付き合いっぷり
- 伊月、那由多、京、春斗、千尋に流れる空気の変化
- 千尋、春斗、海津によるガンプラトーク
- 相生初のテンプレラノベについての考察
- 海津とアシュリーの過去
伊月と那由多の付き合いっぷり
えーっと、伊月と那由多が一線越えましたw
まさかそこまで…ってところまで、結構踏み込んでましたねぇ。これには驚きました。
そして那由多があまりにもアグレッシブすぎて、伊月が完全に圧倒され、体力とかその他諸々を吸い取られた挙げ句にトラウマにw
アニメ化が決定している本作ですけど、ここまで描いて欲しいなぁ。
伊月、那由多、京、春斗、千尋に流れる空気の変化
伊月と那由多が恋人関係になったコトで、いつも集まる5人に流れる空気にも変化が…。
特に京はラブラブっぷり全開の那由多にやや辛そう。それを見た春斗が辛そうにして空気を変えようとしてるのもまた…。
そして千尋もまた辛そう。ただ千尋の場合は「実は妹」という隠し玉を控えていて、7巻でも隠したままだったので、まだ分かりません。
以前の関係を維持しようとがんばっている感が伝わってきましたねぇ。
千尋、春斗、海津によるガンプラトーク
ひょんなコトから春斗は海津と相生初を交えた合コンをすることになってしまう。
その場には伊月や那由多などの面々はいないのに、なぜか千尋やアシュリーがいる不思議メンバー構成。
そこで話題に上がったのがガンプラです。
千尋がガンプラ作りが好きなのは以前にも描かれていましたけど、実は春斗や海津もガンプラビルダーで、ガンプラの話題で盛り上がっていました。
え、そんだけ?
と思われたかもしれないですけど、結構な文字数費やしてたんですよw
千尋の力作ネオ・ジオングがホント凄く、そして深いのですw
相生初のテンプレラノベについての考察
いわゆる異世界テンプレで賞を取った相生初が、春斗に異世界テンプレについての自身の考察と不安を吐露する。
この描写、めっっっちゃ濃い内容です。
相生初に語らせてますけど、実際は作者さんの考えなんじゃないのかなぁと思いましたね。
ザックリ言ってしまうと、テンプレっていうと基本的に揶揄になってしまうんですけど、それぞれの作品の一部に型(テンプレ)が使われているというだけで、読み進めていくとそれぞれに個性がある、というお話。
ザックリと言ったに過ぎないので、これは是非とも本文を読んで欲しいです。
海津とアシュリーの過去
中堅ラノベ作家としての地位を確立している海津。彼がなぜその地位にいるのか、居続けるのか。
海津とアシュリー、そして彼らと深く関わって今はもう亡くなっていない関ヶ原幽という作家のエピソードで、その理由が明らかになっていました。
売れっ子作家だからこその苦労、苦悩もまた大変で、重圧やストレスとなって心身を蝕んでしまうんだな…と、関ヶ原幽の生前と死までを読んで思いました。
本当に切ないエピソードでしたなぁ…。
あの海津が主人公級に描かれていたコトにも驚きましたね。この作品は本当に群像劇ですわ。
【まとめ】アニメ化するまでに読み返したい…。
アニメ化が決定している『妹さえいればいい』の最新7巻だったワケなんですけど…
僕「1巻から読み返してぇ…」
と思いましたね(苦笑)ちょいちょい忘れてますよ僕。
特に関ヶ原幽。彼女は7巻の過去エピソードで初登場だと思ったんですけど、1巻からちょいちょいその存在を匂わせていたとのこと。
まぁアニメ化するのを待ってもイイんですけどね。ただアニメ化までにまた続刊が刊行されるかもしれないから、おさらいしておきたいですな。うん。
ちなみにドラマCDの内容は、ちゃんと小説形式にリライトされて掲載されていますのでご安心を。
僕のように映像で見たい派なのでドラマCDをスルーした方も、置いてきぼりを食らうコトはありません。
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カカオ
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