※ネタバレ注意

どうも、カカオ(@kudoshin06s)です。
『ゲーマーズ!』1巻を読了したので感想をば。
あらすじ
ゲーム好きでぼっちな高校生、雨野景太。そんな彼が、「……私に付き合って、ゲーム部に、入ってみない?」美少女、天道花憐に声をかけられ――。ゲーム部の日常が始まると思いきや!? 勘違い錯綜青春ラブコメ!!
アニメを第1話だけ見た段階の僕にとっては「勘違い錯綜青春ラブコメ!!」の部分がどうにも謎だったんです。
特に「錯綜」の部分が。
けれど、読了してみて納得です。こりゃあ錯綜してますわw
しかもイイ具合に面白く。

心理描写がアニメより詳しく描かれている。

原作1巻を半分くらいまで読んだんですけど、アニメより心理描写が分厚いですな。プロローグ付近は緩かったけど、ゲーム部でFPS対戦してる辺りからイイ具合になっていきます。https://t.co/I91gwRJTKW
— カカオ (@kudoshin06s) July 14, 2017
この記事を書いている段階ではまだアニメ1話目しか見てないから、今後は心理描写が詳しく描かれるかもしれません。
ただ、1話目の、雨野がゲーム部でFPSゲームをやっているシーンは絶対に原作のほうが天野の気持ちが滲み出てきてましたね。
FPS以外にもゲームをプレイしていた。
そもそも原作だとFPS以外にも、格ゲーやってた先輩と別のゲームをプレイしているんですよ。
そこでも雨野のゲームに対するスタンスと、ゲーム部の競技的なスタンスが、雨野の中でぶつかって彼のモヤモヤした気持ちが湧いてきてました。
この天野のモヤモヤ感をアニメで出すのは無理そう。そこらへんは活字の利点なのかなと。
視点が切り替わります。
読了。アニメより分厚い内面の描写と、天野以外のキャラに視点が変わるのが印象的でした。イイ。凄くイイ。
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— カカオ (@kudoshin06s) July 17, 2017
視点が雨野から上原祐に切り替わったときは「おっ」と驚きましたね。
祐視点になったコトで、天野からは見えなかったコトが分かりますし、逆に祐だと分からないコトも出てきたり。
少なくとも祐視点にならなければ、天道が雨野に惚れたコトは分かりませんでした。視点切り替えの醍醐味ですな。
視点があまり頻繁に切り替わると読みにくくなりがちですけど、『ゲーマーズ!』はそこまで頻繁ではなくて読みやすかったですよ。
このカオスな人間模様をどーするのか。
人間関係がかなりカオスですねぇ。カオスの原因は視点切り替えの産物でしょうか。
以下に雨野と祐の認識の違いをまとめてみました。
- 天道は自分のコトなんて何とも思っていない。
- 祐と千秋が恋愛関係に発展しそう。
- 千秋とはただ一点のみで致命的に断絶。
- アグリの相談相手&応援をなぜかするコトに。
- 天道は雨野のコトが好き。
- 千秋と雨野はどう考えても運命的な繋がり。
- 自分は千秋の相談相手(になってしまった)
- アグリと雨野が恋人同士になった(かもしれない)
パッと思いついただけでこれだけの認識に齟齬があるんですよw
あらすじにある「錯綜」の意味が分かりました。この錯綜をどう料理していくのかが楽しみですね。
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