※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、カカオです。
『ゲーマーズ!』1巻を読了したので感想をば。
あらすじ
ゲーム好きでぼっちな高校生、雨野景太。そんな彼が、「……私に付き合って、ゲーム部に、入ってみない?」美少女、天道花憐に声をかけられ――。ゲーム部の日常が始まると思いきや!? 勘違い錯綜青春ラブコメ!!
アニメを第1話だけ見た段階の僕にとっては「勘違い錯綜青春ラブコメ!!」の部分がどうにも謎だったんです。
特に「錯綜」の部分が。
けれど、読了してみて納得です。こりゃあ錯綜してますわw
しかもイイ具合に面白く。
以下はネタバレ盛りだくさんな内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
心理描写がアニメより詳しく描かれている。
この記事を書いている段階ではまだアニメ1話目しか見てないから、今後は心理描写が詳しく描かれるかもしれません。
ただ、1話目の、雨野がゲーム部でFPSゲームをやっているシーンは絶対に原作のほうが天野の気持ちが滲み出てきてましたね。
FPS以外にもゲームをプレイしていた。
そもそも原作だとFPS以外にも、格ゲーやってた先輩と別のゲームをプレイしているんですよ。
そこでも雨野のゲームに対するスタンスと、ゲーム部の競技的なスタンスが、雨野の中でぶつかって彼のモヤモヤした気持ちが湧いてきてました。
この天野のモヤモヤ感をアニメで出すのは無理そう。そこらへんは活字の利点なのかなと。
視点が切り替わります。
視点が雨野から上原祐に切り替わったときは「おっ」と驚きましたね。
祐視点になったコトで、天野からは見えなかったコトが分かりますし、逆に祐だと分からないコトも出てきたり。
少なくとも祐視点にならなければ、天道が雨野に惚れたコトは分かりませんでした。視点切り替えの醍醐味ですな。
視点があまり頻繁に切り替わると読みにくくなりがちですけど、『ゲーマーズ!』はそこまで頻繁ではなくて読みやすかったですよ。
このカオスな人間模様をどーするのか。
人間関係がかなりカオスですねぇ。カオスの原因は視点切り替えの産物でしょうか。
以下に雨野と祐の認識の違いをまとめてみました。
▼雨野の認識
- 天道は自分のことなんて何とも思っていない。
- 祐と千秋が恋愛関係に発展しそう。
- 千秋とはただ一点のみで致命的に断絶。
- アグリの相談相手&応援をなぜかするコトに。
▼祐の認識
- 天道は雨野のことが好き。
- 千秋と雨野はどう考えても運命的な繋がり。
- 自分は千秋の相談相手(になってしまった)
- アグリと雨野が恋人同士になった(かもしれない)
パッと思いついただけでこれだけの認識に齟齬があるんですよw
あらすじにある「錯綜」の意味が分かりました。この錯綜をどう料理していくのかが楽しみですね。
▼他の巻の感想
▼合わせて読みたい記事