※ネタバレ注意

いやぁ待ってました11巻!
OVAも出るし盛り上がってますぜいっ!
というワケで『エロマンガ先生』11巻を読了したので感想をば。
『エロマンガ先生11巻』感想
あらすじ
超絶ザックリ解説すると、色々あって「パジャマパーティーをしながらみんなで恋バナをしよう!」という話になった。
「色々」の部分は、さほど重要ではないw
パジャマパーティーには紗霧が一緒にいても大丈夫なメンツが集められ、そこでアルミが、めぐみが、ムラマサが、紗霧が、京香さんが自分の恋いんついて語る。
そんな感じ。
ネタバレなしの感想
マサムネと紗霧の恋愛関係がオープンになってからの惚気感が、11巻では紗霧サイドから今まで以上に猛烈に来る感じだった。
あまりの甘さっぷりにちょっと恥ずかしくなるレベルw
けれどそこを分かっているのか、著者はしっかりとアニメ業界のヘビーな現実も描いていた。
ヘビー過ぎてヤバい…。
紗霧とマサムネの甘ったるい感じなんてフッ飛ぶレベル……。
以下は読了直後の僕のツイートです。
読了。惚気全開だけと思いきや、ラノベのアニメ化のシビア極まりない現実も書いてあって、さじ加減が見事としか言いようがないぜ…
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— カカオ (@kudoshin06s) January 10, 2019
絶妙なバランス感覚っすw

『エロマンガ先生』11巻のココが良かった!
- パジャマ!
- きりりん(高坂桐乃)登場
- ラノベのアニメ化のシビアな現実が描かれてた
パジャマ!
これは映像化して欲しいですなー。
表紙にもなってるけど、11巻はアルミに力を入れてる感じがしましたね。
挿し絵にもなってるし。
アルミって話し方が男なんで、文字だけだとイマイチ可愛らしさが伝わってこなかったけど、絵で見ると良い感じっすなぁ。
ノリとしては修学旅行みたいな感じっていうのもグッド。それが学生時代を楽しめなかった京香さんの希望ってのがまた笑えるw

きりりん(高坂桐乃)登場
アニメでも登場した俺いものキャラの高坂桐乃が、ネット上で紗霧の恋愛相談をするって形で登場したのが胸熱でしたなー。
ガッツリ登場させて関わらせるんじゃなくて、ネットを介した間接的な繋がりなら良い感じにまとまりますな。
高校生になっても相変わらずな感じで安心したw
馬乗りになって兄をひっぱたくと上手くいく、なんてクソアドバイスを紗霧が実行に移したのもよかった。
なんかこう、二つの物語がしっかり繋がった感ありますw
ラノベのアニメ化のシビアな現実が描かれてた
アニメの現場の裏側のヘビーな感じが、妙に詳しく書かれていたんですよね。。。
実話と思ってもいい、みたいに書かれていたけど、どこまで本当なのか読者の僕には判断できません。
ただ、取り立てて誇張する意味もないと思うんで、概ね本当なのかなーと。
かかる費用のリアルな金額とかも出されて、生々しさがスゴい。数字の力は偉大だ…。
アニメ化が決まったラノベ作家が、喜んでばかりもいられないっていうのはよく聞く話ではあります。
でも数字出されるとプレッシャーの大きさが分かりやすく伝わってきましたなぁ。
まぁその数字もまたマチマチなんでしょうけど。
微妙だった(と思われるかもしれない)ところ
- 自分たちの夢が叶いそう。
- でも失敗したらどうしよう。
っていう不安定な状況下を描いたことで、マサムネと紗霧の気持ちを深堀りできたなーと僕は思いました。
でも深堀りって急展開ではないんで、早く先の展開が知りたい読者には微妙に思われるかも……と心配にもなった。

まとめ
11巻の内容って要するに
「マサムネと紗霧の夢って、見方変えるとリスクでもあるんやで?」
っていう問いかけであり、その問いに対してのマサムネと紗霧の答だと僕は思いました。
アニメ化が失敗したら……っていうね。
失敗以前にも色々破綻要素あって、なかなか茨の道。
甘ったるさとは対照的な面も出してきて、ホント良い案配でしたw
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カカオ(@kudoshin06s)です。