※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
『アクセル・ワールド21 ―雪の妖精―』を読了したので感想をば。
あらすじ
読了。技の大盤振る舞いでしたなー。よかったよかった。
川原 礫 の アクセル・ワールド21 -雪の妖精- (電撃文庫) を Amazon でチェック! https://t.co/AY1hjoOqJa
— カカオ (@kudoshin06s) 2016年12月10日
白のレギオンの領土に攻め込んだハルユキたちだったけれど、序盤から劣勢に立たされる。
いつぞや沖縄に現れたバーストリンカーによって領土戦から無制限中立フィールドに強制移行させられ、そこから白のレギオンのハイランカーたちが心意技で怒濤の攻撃を展開。
新生ネガビュの大半がやられ、無限PK状態に陥りそうになる。
ハルユキとチユリだけはどうにかそこから脱出するも、逃げた先にはビーストやら忍者アバターやらが…。
以下はネタバレ盛りだくさんな内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
あわや無限PK
レイカーやパドがいながら、初っぱなから全員がやられてしまうとは思わなかった…。
スノー・フェアリーとビヒモスの心意技のコンボが見事というほかないですな。
メタトロンが間に合わなかったら、間違いなく無限PK状態に陥っていたに違いない。
そう、メタトロンですよ。
表紙になっているだけあって大活躍でしたなー。
21巻では多くの心意技が炸裂しまくってましたけど、間違いなくメタトロンが放ったトリスアギオンが最大火力でしたな。
それが敵ではなく自分の陣営にある安心感たらない。
メタトロンをこの状態に持って行くために、彼女の第1形態を攻略せねばならんかったのは大変でしたが、そう易々と使える火力じゃつまんないんでこれぐらいの難易度でよかったかと。
全損したバーストリンカーの蘇生
オーキッド・オラクルこと若宮恵がなんで復活しているのか。
全損したんじゃないのん?
白の王は全損したバーストリンカーを復活させる研究をしている。
そんな話も出たけれど、その研究はまだ途上とのこと。
若宮恵がどうして復活したかは、彼女自身にも分からないそうな。
なんてこった…。
ただ、全損したプレイヤーは記憶が消されるというよりは、中央サーバーに保存されているという認識でイイみたいですな。
ロジックは不明ながら、恵はサーバーに保存されていた記憶が戻されたと。
ちなみにいつぞやの沖縄のように一時的なモノではなく、今回は現実世界でもしっかりと記憶が戻って復活している模様。
まぁ僕は復活云々の話より、オラクルの親がサフラン・ブロッサムだったことのほうが驚きましたが…。
まさかここに来てサフランとクロム・ファルコンの名前が出てくるとは思いませんでしたよ。
そしてサフランを生き返らせてやるよとチラつかせて恵に命令していたホワイト・コスモス、めっちゃ悪ですなぁ…。
ホワイトなのに中身ブラックw
サフランを全損させたのはアンタやん(苦笑)
なぜ中央サーバーに記憶が保存されているのか。
メタトロンのトリスアギオン。
恵がハルユキ側についてくれたこともあってどうにかなった21巻。
一番の目的であった白のレギオンと加速研究会の繋がりは、ショコがリプレイカードでアイボリー・タワーがブラック・バイスに姿を変えたところを記録していたのでどうにかる?
ってところで終了でした。
また気になるとこで終わった感は否めませんけど、ひとまず白のレギオンとの領土戦(ほぼ無制限中立フィールドでしたが)に区切りは付いたんで僕は満足です。
21巻で一番気になったのは、
なぜ全損したバーストリンカーの記憶が中央サーバーに保存されているのか
という点です。それっていわばバックアップじゃないですか。
いらなければバーストリンカー本人、そしてサーバーの両方から丸っと消してしまえばイイはず。
そうせずにバックアップしているのは、いつか記憶を本人に戻すときを想定しているからなのでは…と思わずにはいられません。
その研究をホワイト・コスモスがしているというのがよく分かりませんけどね…。
万が一自分が全損したときに備えるのか、はたまた復活させたいバーストリンカーがいるのか…。
▼他の巻の感想
- 『アクセル・ワールド23 -黒雪姫の告白-』感想。黒雪姫を助けよう!からのオーキッド・オラクル救出ぅ!!
- 『アクセル・ワールド22 -絶焔の太陽神-』感想。やっと王たちが戦ってくれた。
- 『アクセル・ワールド20 ―白と黒の相克―』感想。「SSSオーダー」のエンブレムに描かれた黒の剣と白の剣…グラフさん、アナタやっぱり…?
- 『アクセル・ワールド19 ―暗黒星雲の引力―』感想。グラフさんはやはりあの男なのだろうか…。
- 『アクセル・ワールド18 ―黒の双剣士―』感想
- 『アクセル・ワールド17 ―星の揺りかご―』感想
▼合わせて読みたい記事