※ネタバレ注意


『ソードアート・オンライン23』を読了したので感想をば。
『ソードアート・オンライン23巻』感想
あらすじ
キリトたちがユナイタル・リングに強制コンバートされていたとき、シノンもまた同じゲームの地にいた。
シノンはちょっとした行き違いで単独で行動せざるおえない状況に陥り、喉の乾きもあって状況は悪化するばかり。
キリトたちはログハウスの防衛力強化とシノンとの合流を掲げて行動を開始した。
ってな感じです。
感想(ネタバレ無し)
下記のツイートは読了直後に僕が呟いたものです。
読了。これから始まる物語の下地作りその2って感じがした。分からないことだらけの中、シノンやキリトが模索してるとこが面白かった。
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— カカオ (@kudoshin06s) December 10, 2019
21巻が「準備その1」で、この23巻が「準備その2」って具合でした。
態勢がやっと整ったなぁと。
でもまだまだユナイタル・リングは謎だらけですなぁ。
コンバートしたばかりのシノンの手探り感は読んでて冷や汗ものでした。
リアルのほうでも気になる伏線張っていて、それもまたユナイタル・リングに関わってきそう。
全体的には未知の世界をワチャワチャ冒険しているようなノリで、準備段階とはいえ読んでてとても楽しかったです。

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『SAO23巻』の面白かったところ
- シノン単独での冒険
- アルゴとの再会
- ゲームっぽさがSAO至上最も高い感
- ユイが戦力になっている
- リズベットやシリカも活躍
- 町作り
1つずつ見ていきましょう。
シノン単独での冒険
シノンはGGOをプレイ中にユナイタル・リングに強制コンバートされたんですけど、ソロでレアな素材集めをしていたところだったのが実に彼女らしいなと思いました。
僕の勝手なイメージなんですけど、シノンってソロが似合ってるんですよね。
GGOでのソロプレイっぷりが特に。
なもんだから、今回は重さの関係でヘカートⅡは使えなかったけど、シノンのソロプレイが読めて良かった。
ヘカートⅡは複数人で抱えて撃ってたけどw
力業でちょっと笑った。
アルゴとの再会
21巻ラストでリアルに登場したアルゴ。
23巻では彼女がゲーム系のライターをやっていて、今回の事件について取材してる感じを匂わせていましたね。
アスナとも再会を喜び合っていてほっころしましたなぁ。
でもどうしてSAO時代にアルゴと疎遠になってしまったのかが結局分からなかったのが気になります。
僕なんかプログレッシブの中でいずれ死んでしまうのかと思ってましたよw
というかアルゴって主に登場するのがプログレッシブなんで、原作のナンバリングだけを読んでいる方には馴染みが薄いっすよね(苦笑
ゲームっぽさがSAO至上最も高い感
巻末のスキル表見ました?
スゲェ数と細かさでめっちゃビビりましたw
21巻読んだ時も思いましたけど、今回はスキルの細かさも明らかになってよりゲーム色が強い感じになりました。
スキルツリーの細かさは小説で登場するゲームにしては作り込みが凄い。
フォールアウト4めいた建築要素もありますしね。
SAO、ALO、GGOよりも僕はゲーム色あるなぁと思った。
ユイが戦力になっている
アリシゼーションを読んでいる頃は、ユイがアリスに稽古つけてもらう姿なんて想像もできなかったですな…。
なんか、遠い場所に来た気分ですw
それはさておき。
ユイが防具装備して剣を持ち、ソードスキルを放ってさらには魔法まで拾得。
カエルとの戦いでは大活躍だったユイ!
これまでは困ったことがあれば何でも教えてくれるAIポジションだったのに、戦闘でも活躍できるようになってもはや隙無しでは。
いやぁカッコ良かった。ユイに「カッコ良かった」なんて感想を抱くことになるとは思わなかった。
そりゃクラインの出番も減りますねw

リズベットやシリカも活躍
21巻に続き23巻でもリズとシリカがかなり活躍してたのが個人的に嬉しい。
僕はリズ推しなのでw
リズはカエルが放った火をシールドで受け止めて耐えたシーンが最高に良かったです。
自前の盾の性能の高さも示しているようでカッコよかった。
シリカはやはりクマのテイムの時ですな。
テイムと言えばシリカ!って感じなので、大物をテイムしてみせたときの盛り上がりは格別でした。
逆にアスナやアリスは拠点防衛組でほとんど出番は無かったですね。
あの二人はこの作品における二大ヒロインみたいな感じなので、そのうちめっちゃ活躍しそうなので心配はしてない。

町作り
二十人のパッテル族を住まわせることになったおかげで、ログハウス防衛強化が町作りに変貌したのが良かった。
いよいよフォールアウトやマイクラっぽくなってきたw
素材集めて壁作ったり建物建てたり、外から人を呼んでくることも視野に入れてるっぽい。
この辺りはフォールアウト4みたいで、プレイした僕としては親近感沸きまくり!
僕のプレイ動画なんですけど、動画中に登場する一部の建物やタレットなどの防衛手段は主に僕が設置しました。
ここら辺のシステムがユナイタル・リング的。
戦闘はまるで違いますがw

『SAO23巻』の微妙だったところ
23巻に限ったことじゃないけど、相変わらず話の進み方がゆっくりだなーと(苦笑)
3~4ヶ月に1度ぐらいの頻度で刊行されてれば余裕なんですけどね…。

SAO23巻のストーリーで気になるポイント
以下は僕が23巻を読んでいて気になったポイントです。
- なぜ謎の襲撃者たちはキリトたちのログハウスの位置を知っていたのか
- なぜ襲撃者はキリトのことを知っているのか
- 襲撃者たちの言う「先生」とは誰なのか
- アルゴはなぜ転校してきたのか
この辺りは特に気になりますねぇ。
アルゴについてはラストで菊岡と会ったところで意味深に終わっているんで、24巻で明らかになるんじゃないかなぁと期待してます。
23巻でシノン、クライン、エギルとも合流してフルメンバー揃ったし、24巻から伏線回収して欲しいですね。
『SAO23巻』の内容まとめ(という名の自分用メモ)
- シノンも強制コンバートされていた
- 鳥人間を助けたシノンは彼らの村で補給
- シノン、キリトたちと会うべく村を出発
- キリトたちもシノンに会うべく拠点を出発
- キリト、洞窟内でカエルと戦闘中のシノンと合流
- カエルとの戦闘中にエギルとクラインも合流(クラインの追跡スキルのおかげ)
- ログハウスに帰ってみると襲撃されていた
- 襲撃者を倒すも彼らの正体は不明のまま
- リアルでキリトはアルゴと一緒に菊岡に会いに行く
重要なところはこんな感じでしたね。
菊岡は今回の事態をどこまで把握しているのか。
そしてアルゴは既に菊岡のことを知っているような感じなのも楽しみです。
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リズベット推しのカカオ(@kudoshin06s)です。