※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、雪菜推しのカカオ(@kudoshin06s)です。

『ストライク・ザ・ブラッド21』を読了したので感想をば。
『ストライク・ザ・ブラッド21巻』感想
あらすじ
20巻で古城たちは吸血王を倒したものの、古城は真祖の力を譲り渡してしまう。。
結果、シャフリアル・レンによって異境が召喚され、アブローラは異境へ連れていかれてしまった。
21巻はその続き。
アブローラを救い出したい古城だが、吸血鬼ではなくなった彼にその術はない。
そんな彼の元に現れたのが第一真祖のキイ・ジュランバラーダ。彼は古城に取引を持ちかけ眷獣を与える。
が!
古城は眷獣を制御できずに化け物めいた姿に…。
事態を打開するには十二人の『血の伴侶』が必要とのこと。雪菜たちは『血の伴侶』を集めるべく行動を開始する……。
ってな感じです。
感想(ネタバレ薄め)
以下は読了した直後の僕のツイートです。
「十二人の血の伴侶」って要するに古城のためのハーレムみたいなもんですw
危機的状況の中なのに目的が桃色で笑いましたねw
ただツイートにもあるように、途中から血の伴侶集めはやめて話は別の方向へ移っていきました。
僕の勝手な想像なんですけど、もし「十二人集めてハイ終わり」だと意外性もないしバトルも生まれません。
ストブラと言えば派手なバトル描写が魅力。
だから当初の血の伴侶集めをスパッと切る展開にしたのかなーと僕は思いました。
結果的に総力戦のような凄いバトル展開が読めて最高でしたっ!
話の内容的には終盤っぽいですね。あとがきにもそんなふうに書かれていました。
22巻も期待大ですっ!
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『ストライク・ザ・ブラッド21』の良かったところ
- 「十二人の血の伴侶」という名のハーレム作り
- 真祖たちの過去が描かれていた
- ハーレム作りからの直接対決ルートへ
- 眷獣VS古城ハーレム
1つずつサクッと見てきましょう。
「十二人の血の伴侶」という名のハーレム作り
「十二体の獣獣を制御するには十二人の血の伴侶が必要」って凄く説得力がある。
その割に
「いや要するに古城のハーレムを作るんだべ?」
っていうのが笑えた。
那月ちゃんも伴侶候補たちに「妻になれ」って言ってましたしねw
真祖たちの過去が描かれていた
バトル描写以外で面白かったのが真祖たちの過去が描かれていた点ですね。
長い時を生きてきた彼らが、まだ真祖になる前の姿は興味深かった。
「天部」の特徴がもはや吸血鬼で、それが今の真祖たちに繋がっていくのかと。
(過去の内容で覚えてないところがあるんで違ってたらすんません)
ハーレム作りからの直接対決ルートへ
「血の伴侶になる!」
っていう女子は案の定というべきかほいほい現れたものの、その流れを浅葱が断ち切った展開が良かった。
このまま目的達成してしまうと意外性がないですしね。
「じゃあどうすんの?」っていう疑問が読者の僕に生まれるんで、先が気になって読み進めたくなるワケです。
眷獣VS古城ハーレム
伴侶集めを却下した浅葱が下した決断が「眷獣を雪菜たちが抑えている間に聖殲で古城を元に戻す」だった。
割と正面から戦うスタイル……
と思いきや、浅葱が第二真祖をカス子の臣民になるよう交渉してたのがグッド。
どういう意図なんだろうって思ったけど、最後に分かりましたね。まとまってますなぁ。
そしてこれまで登場したキャラクターたちの中でも古城ハーレム寄りな面々が集結してる様は最高。
過去20巻の積み重ねがあったからこそ出来たシーンだと思いました。胸熱!
『ストライク・ザ・ブラッド21』の微妙なところ
「十二人の血の伴侶を集めていたらどういう展開だったのかなぁ」
というifが気になりました。
そこから僕は
十二人集める→不測の事態が起きる
ていう流れでも良かったかもなぁと思ったり。
まぁ「不測の事態」って何と言われたら僕にはサッパリですが。
それに今回の浅葱による作戦は事前準備も必要であった感じだったので、単純に「不測の事態」をブッ込むのは無理そうっすね…。
ストブラ21巻の感想|まとめ
カス子をランク1位にしておく展開があったおかげで最後にキレイにまとまってましたね。凄い。
物語は終盤っぽい気配が漂っている感じで、あとがきで作家さんもそれっぽいこと書いてました。
読み返すなら今かも…。
いや、20巻以上ともなるとさすがに内容忘れてるところあるんで…。
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