※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様です。
カカオ(@kudoshin06s)です。
『文句の付けようがないラブコメ』5巻を読了したので感想をば。
あらすじ
4巻のラストでセカイからの誘いを断ったユウキだったが、夫婦としての関係は継続することに。
一方、ハルコは九十九機関について思考を巡らせ続けていた。途方もなく規模が大きいのに、その実体は謎。九十九機関とはいったい……。
謎は謎のまま、セカイの身は削れていく。
彼女の命は限界に近く、夫婦であろうとなかろうと、この世は終わってしまうっぽい。
そこでユウキは新婚旅行という手段に出た。
……てな感じです。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところを、エピソードごとにピックアップしていきます。
これまでで最も九十九機関に迫った巻だった
4巻の最初でもハルコは九十九機関について考えてましたが、5巻でもその続きを考え続けているような具合で思考を巡らせ、終盤になってみんなの前でそれを語っていました。
まぁ結局のところ謎のまんまなんですけど、謎の焦点が合ったという感じでかなり答に近づいた感じではありましたよ。
- 組織なのに組織の体を成していない
- 構成員の中には上位者もいるが組織の全容を把握できる者は誰もいない
- そのくせ影響力は神の如く凄まじい
- つか神じゃね?
- ていうかぶっちゃけ、ユウキの身近にいるんじゃね??
……。
マジか。セカイ以外にも神がいるんかい。
まるで「犯人はこの中にいる」なんてノリでしたわ。
この物語の主要登場人物は
- ユウキ
- セカイ
- ハルコ
- クルミ
- おチヨ
の5人です……よく考えてみると、1巻からずっとこの5人であって、新キャラが登場してないな…。
新キャラを登場させないのは「この中に黒幕がいる」っていう状態を保つためだったのかもしれない。
そうしておけば、気になった人は1巻まで遡って犯人探しを始めるかもしれないし。たぶん探せなさそうなんでとっとと6巻読んだほうが早いだろうけどw
いやホント、誰よ犯人っつうか九十九機関っつうか神は。セカイってことはないと思うけど。
意外性突くとしたらユウキかなぁ。動機はサッパリだけど。
ユウキがもう限界に近い件
新婚旅行の楽しそうな描写が想像以上に長く取られていたんで驚きましたなぁ。
1巻から5巻の中じゃ1番楽しそう。ユウキとセカイだけじゃなく、他の3人もくっついてワイワイ騒いでね。
それだけにラストが辛すぎっすね。。。
セカイがいなくなり、なんなら主要人物以外だーーーれもいなくなった世界になって、ユウキが自分が涙を流していることにすら気づかず壊れてしまっているシーンとの落差が凄い。
いつも冷静なハルコがユウキにもうこのゲームはやめてと懇願する辺りに、ユウキの壊れ具合の深刻さが窺えますな…。
それでもゲームを続けることにしたユウキ。
ただ仮にこのゲームの黒幕が分かったとしても、ハッピーエンドばんざーい!!みたいにはならんような気もして恐いっすねぇ。
どうなることやら。
まとめ
そろそろハッピーエンドを拝みたいぜ…。