※ネタバレ注意
『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインI ―スクワッド・ジャム―』を読了したので感想をば。
……タイトル長。
SAOのスピンオフ。面白さは本家かそれ以上かも…。
この作品は時雨沢恵一さんによる、SAOのスピンオフ作品です。
いわゆる虹創作。
舞台はガンゲイル・オンライン(以下GGO)の世界。
高すぎる慎重にコンプレックスを持った女子大生の香蓮(ゲーム内ではレン)が、チビキャラを得たいがためにVRゲームを始めたことをきっかけに始まる。
タイトルにもなっている『スクワッド・ジャム』というチーム戦のイベントが、内容のほぼ大半を占めています。
戦闘シーンを始め、作者さんが銃器に詳しいのでそこらへんの描写も細かくて、でもわかりやすい。
しかし何より、主人公をはじめとしたキャラクターたちがイキイキとしていたのが印象的でした。
面白さは本家以上かもと思ったり…。
それと、あとがきではキリトたちは出ないとありましたけど、名前だけちょろっと出たり、キリトとシノンが出場したBoBの話題なんかが出てましたね。菊岡も。
愛せるおバカさんたち
主人公のレンもさることながら、敵であるプレイヤーたちも人数が多いのにそれぞれが魅力的でした。チーム単位にしたのが上手い。
マシンガン野郎ども。
追いつめられ、ありったけのプラズマグレネードを抱えて飛び降り自爆、たーまやー。
皆が威勢良く叫ぶ中ただひとり「おかーさーん!」と叫ぶプレイヤー。
などなど。
殺伐とした世界のはずなのに、どこかおバカ感が漂い思わず吹き出してしまいました。
読み心地の良い文体
地の文が敬語というか
「ですます調」だったのが
面白さを際だたせていたのかも。
この語り口でギャグをかまされると
そのちぐはぐ感もあってか面白さがより
加味されているような気がしました。
ナンバリングされているということは…。
タイトルに『Ⅰ』と振られているということは、『Ⅱ』も出るってことですよね?
ことですよね!?
…まあ、最後に
『to be continued…』
となってたんで続くとは思いますが。
本当に読んでいて残りのページ数が少なくなるのが切なくなるほどに面白かったので、早く2巻も出してほしいなぁと。うん。
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