カカオ
どうもお疲れ様、Vtuberだと杏仁ミルが好きなカカオです。
この記事では『Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』全巻のあらすじ、重要ポイント、感想をまとめてあります。
目次
1巻
あらすじ
清楚キャラで活動していたVtuberの心音淡雪だったが、ある日、配信を切り忘れたまま日常に戻ってしまった。
心音淡雪の素は清楚とは真逆。
スト〇ロで爆上げされたテンションで繰り出される下品な言葉の数々…。
無常にも付けっぱなしのマイクが心音淡雪の本性を拾い、全世界へと配信し続けた。
その日の心音淡雪の配信は世界トレンド1位を獲得し、瞬く間に有名に…。
重要ポイント
ストーリーで重要なのは以下の2つだと思いました。
- 心音淡雪は炎上することなく逆に人気Vtuberの仲間入り
- 心音淡雪がライブオンの面接に受かった理由
炎上でトレンド入りすることもありますが、心音淡雪は幸い面白がられて伝説になってましたw
そのままスト〇ロでテンション上げる下ネタキャラが定着していく様は笑えること間違い無し!
Vtuber以前はパッとしない社畜だった心音淡雪が、なぜライブオン所属になれたのかもポイントです。
終盤の盛り上がり展開に繋がっていきます。
さり気ない伏線な上に、この作品って基本ギャグ描写で埋まってるような作品なのでスルーしちゃうかもしれませんがw
感想
作品タイトルが1巻の内容を要約してる感がハンパないですw
長い題名のラノベは数あれど、ここまでタイトル通りの内容って珍しいかもしれません。
とにかくギャグ描写の連続で、シリアスにならないのも特徴。
最初から最後までスト〇ロの力を借りて全力疾走してるような感じでした。
カカオ
「スト〇ロ」って単語の頻出っぷりが凄いw
▼1巻の詳しい感想
2巻
あらすじ
4期生が入ってさらに盛り上がりを見せているライブオン。
自己紹介で淡雪に告白する者、
自称赤ちゃん、
果ては自分の紹介よりゴリラの話をするVtuberまで、4期生の実力?は底が知れない。
そんな4期生たちと、淡雪はどう絡んでいくのか(あるいは絡まれるのか)
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた2』感想より抜粋
重要ポイント
ストーリーで重要なのは以下の2つだと思いました。
- 4期生たちの登場
- 淡雪とましろんの過去
- 晴先輩がソロライブ企画を承諾
4期生たちは1人1人が個性的で、キャラが立っているのはいいんですけど濃過ぎるレベルでしたw
淡雪とましろんの過去は、二人の絆の強さが分かるとても良い話なので必読!
晴先輩のソロライブの件は3巻に続くんですけど、彼女はずっとソロライブを断ってきたのに、ここに来て考え方が変わったところに注目ですね。
感想
4期生たちのキャラが濃すぎてちょっと胸やけ気味になりましたね(いや面白かったんですけど)。
そんな中でエーライちゃんは動物の知識に特化していて、穏やかに突っ込みを入れる感じで安心できる存在でしたw
淡雪とましろんのエピソードは、珍しくギャグ抜きでほっこりできる話でオススメ。
今でこそシュワちゃんと呼ばれカッ飛ばしてる淡雪ですけど、人気がない頃の自信無さ気なところが新鮮ですね。
▼2巻の詳しい感想
3巻
あらすじ
一期生の朝霧晴からコラボの打診をされた心音淡雪。
そのコラボ内容は、晴のソロライブのラストにサプライズで1曲一緒に歌う、だった…!!
それとは別件で淡雪に初の案件が舞い込んできたり、新たなキャラに覚醒する者も…
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた3』感想より抜粋
重要ポイント
3巻で重要だなと思ったのは以下の2つです。
- ちゃみちゃんとエーライちゃん覚醒
- 晴先輩のソロライブでの独白
ちゃみちゃんとエーライちゃんが1巻の淡雪を彷彿とさせるキャラ変貌を遂げて衝撃でした。
今後も色々とネタにされそうなので押さえておくと良さそう。
3巻のメインは晴先輩のソロライブでしたね。
晴先輩の生い立ちやライブオン創設秘話など、重要なエピソードが明らかになります。
感想
1巻~3巻の集大成として晴先輩のライブがあるように感じました。
このシリーズって連作短編のように単発のエピソードを積み上げて出来上がってるんですけど、これまでの積み上げが晴先輩の話でキリがついたような。
その気になればここで完結させることもできるレベルです。
でもあとがきには4巻も出せそうとのことなのでホッとしてます。
▼3巻の詳しい感想
4巻
あらすじ
晴のソロライブにコラボで参加できた心音淡雪だったが、聖様の収益化が剥奪されたことを知り衝撃を受ける。
淡雪を始めとしたV達は聖様を気にかけつつも何をすればいいのかモヤモヤと…。
そして聖様本人は何を考えているのかあっけらかんとしているのだった。
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた4』感想から抜粋
重要ポイント
4巻で重要なポイントは以下の3つだと思いました。
- 聖様の収益化を戻すにはどうすればいいか
- 収益化を剥奪された聖様は何を思っているのか
- 聖様を気にかけ過ぎるシオン
やはり収益化を取り消された聖様が話題の中心でした。
運営のAIによる判定で決められてしまい、しかもどの動画のどこかいけないのか示してくれない。
ライブオンとしても初めての事態で、所属V達もどうしていいのか見当がつかなかった。
そんな中で当の聖が何を考えているのかが肝になっていました。聖が普段通りと思いきや様子が違うと気にかけるシオンが、気にかけすぎてキレ気味に…。
聖はというと、彼女なりに周囲を巻き込むまいとした考えだったようで、すれ違いになっているようにも思えました。
感想
聖の収益化をどう戻したのか、その具体的なムーブについてはサクッとした解説のみで終わったものの、それが聖とシオンの感情のぶつかり合いにテンポ良く繋がって良かったです。
個人的には晴がどう動いて収益化の奪還となったのか、めっちゃ気にはなりますが…。
▼4巻の詳しい感想
5巻
あらすじ
三期生1周年記念に向けて、淡雪たちは企画を立て準備を進めていた。
だが光が歌のレッスンを頑張り過ぎてしまい喉が枯れてしまった。まともに声を出せる状態ではない。
何事にも一生懸命な光ではあるが、なぜそこまで頑張ってしまうのか…
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた5』感想から抜粋
重要ポイント
5巻の重要ポイントは以下の2つだと僕は思いました。
- 光ちゃんが頑張り過ぎてダウン
- 光ちゃんが異常に頑張る理由
3期生の1周年記念で皆で歌うことになっていたんですけど、練習の時に光ちゃんだけ上手く歌えなかったんですよね。
そこで練習を頑張り過ぎてしまった結果、光ちゃんは喉を壊してしまったという。
歌の件以外でも、光ちゃんは常に頑張り過ぎなレベルで睡眠時間も異常に少ない状態だった。
なぜ彼女はそこまで頑張ってしまうのか。その理由が5巻最大の重要ポイントかなと。
感想
光ちゃんが頑張る理由が切実だったのがグッときました。人気がなんぼの商売故に皆から忘れられては困る…と。
そんな光を優しく諭した淡雪も良かったです。ストゼロで飛ばしてるだけのVじゃないw
重要ポイントには挙げませんでしたが、エーライちゃんがかなり面白いことになってます。
これまであまり絡んでこなかったキャラと仲良くなったりと、今後の展開に期待したくなる内容でした。
▼5巻の詳しい感想
6巻
あらすじ
V界隈では伝説の存在こと星乃マナが卒業を発表したことに、淡雪はショックを受けていた。
星乃マナはVtuber黎明期から活動していて、淡雪としては憧れの存在だった。
そんなレジェンド的存在から淡雪にまさかの依頼が…
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた6』感想から抜粋
重要ポイント
6巻の中で特に重要なポイントは以下の2つだと思いました。
- エーライのリアル
- 淡雪の暗い過去
意外と思われるかもしれませんが、引退する星乃マナは個人的にそこまで重要じゃなかったような気が…。
いやマナちゃんがいたからこそって感じではあったとは思うのですが(詳しくは感想で)
エーライのリアル
淡雪が事務所に用事があって向かう途中で出会ったメタルな人が、まさかのエーライ(リアル)であったのは驚きました。
ここ最近は組長キャラに覚醒してましたけど、それとはまた違ってサバサバした雰囲気。
まぁこれが重要かっていうとそうでもなさそうw
とはいえ割と衝撃でしたし、今後またエーライ(リアル)と淡雪が絡む可能性もあるかもしれません。
カカオ
今回だけの登場にしておくには惜しいキャラだと思う。
淡雪の暗い過去
淡雪の両親について語られ、しかもそれがかなり暗い内容でした。
そんな過去を星乃マナの卒業配信がキッカケで乗り越えたのが6巻の最も大事なところだと思いました。
淡雪が「家族」について改めて考え、ライブオンのV達を家族と認識したところも大きいですね。
今後にどう活きてくるかは未知数ですけど、困難があっても皆で乗り越えてくれそうな期待が持てます。
感想
いつも通りのギャグ満載の内容ながら、淡雪の過去で急にシリアスな空気が出てきて驚きました。緩急の付け方がジェットコースターw
暗い雰囲気が新鮮で、物語が引き締まった感じがして良かったです。
ただ今回は星乃マナの引退というビッグイベントがあった割に、その全てが淡雪の過去を乗り越えるためだけに使われている感じがちょっと残念でもありました。
カカオ
Vの伝説的存在の星乃マナをもう少し深掘りして、淡雪と関わらせて欲しかったかな…。
▼6巻の詳しい感想
7巻
あらすじ
ライブオンの五期生がデビューする!
ということで、彼女たちの初配信を見ようと待機していた淡雪たち。
個性の塊みたいなのが出てくるであろうことは予想していたが、そんな淡雪たちすらも圧倒する逸材?が姿を表す…。
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた7』感想より抜粋
重要ポイント
7巻の中で特に重要なポイントは以下の2つだと思いました。
- 五期生の登場
- 三人の五期生による一体感
メインはとにかく5期生でしたね。1つずつ解説していきます。
五期生の登場
新たに加入した五期生は以下の3人です。
- 宮内匡(みやうちただす)
- ダガー
- チュリリ
宮内匡はお嬢様学校に通う生徒会長でアンチライブオン。一人称は「宮内」です。
ダガーは自称記憶喪失で厨二だけど被っているフードを取ったら美少女。台本が無いと結構大変そう。
チュリリはライブオンで教師を務めることになった宇宙人というキャラで、聖様ですら理解できない持論を展開する。
今回もかなり尖ったキャラで、特に宮内は「ライブオンのアンチ」という設定なのでひと味違いましたね。お馴染みの面々との討論?も面白すぎて笑えますよ。
ダガーは雑に言ってしまえば天然なんですけど、絶妙な中途半端さがキャラになっていて凄い。
チュリリは三人の中で一番闇が深そう。社会人生活で疲れ果ててしまった結果、ブッ飛んだキャラになった感が…。
三人の五期生による一体感
個性だけで言えば四期生の時の衝撃と同じぐらい凄かったんですけど、五期生は個々のキャラだけでなく三人で一つの空気感を作り出したところが今までにないスタイルでした。
三期生や二期生は仲は良いし面白いのですが、五期生ほどの一体感は無かったと思われ。
初登場でいきなりそれをやってみせたのがとても印象的。
特にチュリリは宮内匡とダガーの二人がいるからこそ輝きましたね。
今後も五期生はこの三人構成でいろんな企画をやっていったりするのか、気になるところです。
感想
ぶいでんの主人公は淡雪で間違いないんですけど、7巻はどちらかというとほとんど語り部のようなポジションにいたのが印象的でした。
とにかくメインは五期生。
もちろん淡雪も話題に上ってスト〇〇を盛大に飲んでるのは変わりません。でも五期生にスポットを当てつつ淡雪は盛り上げ役に徹していた感が強かったです。
五期生は一人一人のキャラは強烈ながらチュリリみたいにブッ飛びすぎてる感もあって、いよいよついていけないかも…と思ってしまいました。
ところが三人一緒に配信するシーンやダガーとのエピソードがほんわかしていて、もはや日常系と呼べるレベルまで温かみを感じましたねw
▼7巻の詳しい感想
8巻
あらすじ
とある企画の結果に落ち込んでいたダガーだったが、淡雪からもらった「アレ」によって途端に元気を取り戻した。
…はずだったが。
ダガーがずっと抱えていた悩みが今、明かされる。
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた8』感想より抜粋
重要ポイント
8巻で特に大事なポイントは以下の2つだと思いました。
- 淡雪がダガーにあげたスト〇〇
- ダガーの強みとは
淡雪がダガーにあげたスト〇〇
チョコ作り企画の結果に落ち込んでいたダガーを見た淡雪が、彼女のカバンにこっそり入れたスト〇〇。
なんてことない描写だと思いきや、これがキッカケで8巻は驚くほどに展開するから驚きましたね。
淡雪がスト〇〇をあげなければ、ダガーは飲酒配信で記憶が戻った宣言なんてしなかったでですからね。
カカオ
自分の個性についても悩み続けたままだったと思われ。
ダガーの強みとは
8巻の1番重要な内容は「周りと違って自分には強みがない(と思い込んでる)ダガー」でした。
そんなダガーに、いかに自分は強みを持っているのか、と気付かせるか。
一緒にチョコやらハンバーグを作ってきた淡雪に言わせると、ダガーの強みとは「ほのぼのカオス」とのこと。
カオスの先にあるのがお笑いでもなければ下ネタでもなく、ダガーはほのぼのとした空気であるようです。
感想
自分の個性の無さに悩むっていうのはありがちですが、淡雪が「ほのぼのカオス」とまとめたことで一気にセンス溢れる展開になったと思いました。
ほのぼのカオスについて説明する淡雪のシーンは、マジで説得力ありましたなぁ。同時に笑える内容でもあるから凄い。
ダガー以外のシーンについても、いつも通りの勢いと笑いをくれてグッド!
アイドル育成ゲームもワードウルフ配信もかなり笑いましたなー。
▼8巻の詳しい感想
まとめ
この記事では 『Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』 の感想をまとめてきました。
とにかく笑えて、しかも単発のエピソードの積み重ねで構成されてるのでサクッと読めます。
ただし下ネタがかなり多く含まれているので好みは分かれそうですがw
気になる方は1巻から読んでみてはどうでしょう。